まずは1日15分でも。園と上手に付き合うコツは、目の前の子どもの表情や様子から【最新号からちょっと見せ】
わが子が幼稚園や保育園で、毎日楽しく、安全に過ごしてほしいというのは親の願い。でも時には、疑問や不安が湧いたりも……。kodomoe10月号では、「何か」あったとき、親はどう対応すべきか、日ごろからいい関係を作るにはどうしたらいいかーー。よりよい園との付き合い方のヒントを、専門家に聞きました。kodomoe webでは、「“子どもを真ん中”に考えよう園と上手に付き合うコツ」の中から一部をご紹介します。
“子どもを真ん中”に考えよう
園と上手に付き合うコツ
何かあったかどうかは
話よりも表情やしぐさで読み取ろう
「子どもは『今』を生きているので、過ぎたことを覚えていなかったり、細かいことが分からなかったりする場合も多いです。言葉で状況を聞き出そうとするよりも、目の前の子どもの表情や様子をよく観察するのがおすすめ。食事のときやお風呂のときなど、1日15分でも、手を止めて子どもとじっくり向き合う時間を取れるといいですね」
大事なことは
「子どもがどう感じているか」
「親が『?』と思う場合でも、当の子どもは気にしていない、というのは多々あります。大人より許容範囲が広く寛大なんです、子どもって。大事なのは『子ども本人がどう感じているか』。実際に不安を感じているようなら、親の気持ちは入れずに『子どもがこう感じているようだ』と伝えましょう」
教えてくれたのは
井桁容子さん
いげたようこ/東京家政大学ナーサリールームで42年間保育士として勤務。現在は非営利法人団体「コドモノミカタ」代表として、保育環境改善などを目的に多方面で活躍。
イラスト/うつみさえ(kodomoe2024年10月号掲載)