祖父との意見が合わない。男の子は外遊び、女の子はお手伝い?【最新号からちょっと見せ】
日常生活の中で感じる、性別による役割やイメージの固定から自由になるには? kodomoe10月号では、「親子でジェンダー意識をアップデート! 『女の子らしく/男の子らしく』はもう言わない!」を掲載。
kodomoe webでは「こんなときどうする? ジェンダー問題CASE STUDY」の中から、一部をご紹介します。
周囲の人にどう伝える?
Case:祖父は当然のように、男の子は外で遊ぶべき、女の子はママのお手伝いをするべき、という意識。娘は不満そうだし、息子は室内遊びも好きなのに。
A. たまに訪ねる実家なら異文化体験ととらえよう
「同居でないなら『(祖父は)そういう時代を生きてきた人だから』と、ある種の異文化体験としてサラリと流しましょう。家ではそうでなくていいことを伝えましょう」(大日向さん)
A. わが家の方針を伝えて子どもを守るべし
「子どもを守るため、『うちは性別でやることを決めない』とハッキリ伝えるべき。夫の親の場合は、夫からしっかりと言ってもらいましょう」(治部さん)
教えてくれたのは
大日向雅美さん
おおひなたまさみ/恵泉女学園大学学長。専門は発達心理学。子どもの発達、女性のライフスタイル、親子関係、ジェンダーなどにも詳しい。母親や家族の在り方、子育てについての著書も多数。
教えてくれたのは
治部れんげさん
じぶれんげ/東京工業大学准教授、ジャーナリスト。ジェンダー問題やダイバーシティ(多様性)に詳しく、内閣府や東京都で男女平等に関する審議会の委員を務める。小中学生の母。
イラスト/くぼあやこ(kodomoe2021年10月号掲載)