動画デビューの年齢や視聴時間は?kodomoeファミリーのリアルを公開!
家事などで忙しいときや電車で移動中、頼りになるのはスマホやタブレット。でも子どもに見せて「本当にいいの?」と心配になる気持ちも。初めて動画を見せた年齢は? 1日に見せる時間は? kodomoeファミリーのリアルを公開。
後半では子育て番組でもおなじみの大日向雅美先生に子どもと動画の関わり方について教えてもらいます。
kodomoe読者に聞きました!
デビュー年齢や視聴時間、kodomoeファミリーのリアルを公開!
初めて動画を見せたのは、何歳のとき?
1歳くらいまでは、泣きやませるために見せたケースが多いようです。
1日にどれくらいの時間見せている?
年齢が上がるにつれ、時間も長くなる傾向が。毎日は見せていない人も。
見せ方しだいで
魅力もメリットも大!
「こんな楽しいものを見せないなんて、もったいない。言葉を覚えたり、未知の世界を体験できたり、ネットやアプリの動画には、子どもを惹き付ける魅力がたくさんあることでしょう」と、大日向先生。
しかし、長時間見せることで、脳や体の発達に悪影響は?
「昔はテレビが問題視され、1日8時間以上見せると、言語発達に支障が出るという研究データもありました。しかし、テレビを見せること自体が悪いのではなく、1日、8時間以上も見せっぱなしにすることが問題だと思います。
動画も同じ。良し悪しではなく、子育てのツールとして、ルールを作って上手に使ってみてはいかがでしょうか。夕方の忙しい時間だけ、外遊びに出る前にひとつだけなど、1日の流れや発達に合わせて、見せるタイミングを親子で考えてみては?
必要なら、電車の中で静かにさせるために見せても、まったく問題ありません。動画もいろいろな遊びの中のひとつ。タブレットなど多様な媒体を使いこなせることは、これからの子どもにとって大切だと思います」
教えてくれたのは
大日向雅美先生
おおひなたまさみ/恵泉女学園大学学長。NPO法人あい・ぽーとステーション代表理事。専門は発達心理学。子育て番組でもおなじみ。近著に『もう悩まない!自己肯定の幸せ子育て』(河出書房新社)。
イラスト/ワヌ山 編集協力/田所佐月(kodomoe2020年6月号掲載)※ウェブ用に編集しています