遊ぶ時間がなくても、遊び方が分からなくても大丈夫 ！　暮らしそのものをぜ～んぶ遊びにしちゃいましょう。
保育のプロとkodomoe読者のママ達に聞く、楽しくて子育てがスムーズになる遊びアイディア。「あさ・ひる・よる」に分けたアイディアをご紹介します♪

生活に遊びを取り入れたら 子育てがもっとラクになる！

「子どもにとっての遊びは、生活そのもの。ママとのコミュニケーションこそが嬉しく、楽しいのです。生活の中に遊びを取り入れてしまいましょう」と教えてくれるのは、造形作家で遊びクリエイターの早未恵理さん。
「『時間がない』と悩むママは多いですが、あえて遊びを取り入れるほうが、子どものやる気が上がったり機嫌よく動くようになったり、子育てがスムーズになることも多いですよ。何をしてあげたらいいか分からないときは、まず子どもが何に興味を示しているかに気づいて、それに寄り添うようにしてみましょう。また、『遊んであげる』のではなく、子どもに『遊んでもらう』と、何がおもしろいと感じるかが分かりますよ」

kodomoeママもみんな遊びで悩んでる！

子どもや家のこと、仕事などで遊ぶ余裕がないと感じているママ多数。その他は「子どものパワーに追いつけない」「しつこいので疲れる」など。

朝起きるとき

IDEA 1
布団の上で綱引き！ 楽しくて目がパッチリ

「寝起きが悪いかな？」と思ったときは、優しく＆ちょっとおもしろく声かけしながら、かけ布団を綱引きみたいに引っ張ります。子どもも取られまいと力を入れ、楽しいので目が覚めるようです。（ささ。さん／7歳女の子ママ）

IDEA 2
かわいい手足をなでなで♪ 気持ちよく起きられる

朝起きたくな～い、というときは「小さい手、小さい足、かわいいかわいい♪」など、歌うように言いながら体をなでなでしたり、こちょこちょすると気分がいいようで、スッと起きます。（せいこさん／10歳＆4歳女の子ママ）

DEA 3
パパの背中バスに乗りたくてスムーズに起床

寝起きがとっても悪いので、パパがそばまで行き四つん這いになって「バスが発車しま～す」と声をかけます。乗り遅れたくないので、飛び起きて背中にしがみつきます。（カニサラダさん／3歳女の子ママ）

お着替えするとき

IDEA 4
おしゃれ好きな子には服屋さんごっこで選ばせて

服屋さんのイメージで2着用意し、「今日はどっち？」と自分で選ばせるとすんなり着替えます。そしてすかさず「自分で選べてえらいね！」とほめちぎる！ （いおきゃんさん／2歳女の子ママ）

IDEA 5
時間内にできるかな？ お着替えタイムトライアル！

「10秒で服を脱いでみよう」「靴下は5秒で履けるかな？」など、ひとつの行動ごとに時間を設定。スリルがあるようで、真剣になってスピーディーに着替えます。（A.Sさん／7歳女の子、1歳男の子ママ）

掃除のとき

IDEA 6
一緒にお掃除で退屈知らず＆きれいになって一石二鳥

掃除をしたいのにできない、そんなときは「一緒に掃除しよう」と子どもを誘ってみて。牛乳パックで作ったミニほうき＆ミニちり取りで、テーブルの上など簡単な場所を掃除してもらえばOK。ママと同じことをするのは子どもにとって嬉しいのです。（早未恵理さん）

作り方
牛乳パックの底を斜めに切り取り、取っ手部分も切り取って両面テープで貼り付ければちり取りに。ほうきは、牛乳パックの余った部分でほうきの形を切り取り、毛先に切り込みを入れると、実際に掃けます。

洗濯物を干すとき

IDEA 7
洗濯ばさみをつなげていろいろ作っちゃおう！

洗濯物を干す間、目の届く場所で遊ばせておくのに洗濯ばさみがお役立ち。洗濯ばさみ同士をつなげていろいろなものを作ってみましょう。身近なものが遊び道具になることは、それだけでおもしろく、創意工夫を生みます。（早未恵理さん）

朝ごはんのとき

IDEA 8
食欲＆テンション上がる“特別メニュー”

ただのおにぎりやヨーグルトでも「◎◎くんのスペシャルコロコロおにぎり」とか「コロコロバナナとろとろヨーグルト」など、特別感のある呼び方をします。食欲のない朝でも、これで朝食もスムーズ。（みーたんさん／5歳男の子、3歳＆1歳女子ママ）

IDEA 9
ブラインドクイズでわくわく朝ごはん

食欲がイマイチな朝は、子どもに目をつぶらせておかずを口に運んであげます。「これ、なーんだ？」と言いながら口の前に持っていくと、楽しそうに口を開けます。（たっくんママ／3歳男の子ママ）

出かける支度のとき

IDEA 10
「だるまさんが転んだ」で支度のスピードアップ！

「だるまさんが転んだ」のように、「次に見に来るまでに○○（着替えなど）できるかな?」と言ってゲーム感覚で朝の支度を進めると、どんどん進みます。（ムーさん／4歳男の子ママ）

IDEA 11
ロボットごっこで子どもをサクサク動かそう！

ぐずぐずと子どもが動かないときは、ママの足に子どもの両足を乗せて運んでしまいましょう。目的地までパッと連れて行くだけで、スキンシップしながら時短にもなります。（早未恵理さん）

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撮影／岡森大輔、ヘアメイク／梅沢優子、スタイリング／河野亜紀、モデル／イヴァノフ・ヨアンくん、サブチェンコ・ニナちゃん、デミュルレック・ウミトくん、タナベ・ニコリちゃん、イラスト／柴田ケイコ（2018年2月号掲載）