認知特性を知れば、子どもが伸びる!
2019年2月11日

認知特性を知れば、子どもが伸びる!

うちの子は電車よりもヒーローごっこ派、いつも歌って踊ってるetc.
夢中になる遊びが違うのは、
それぞれ得意な分野=「認知特性」が違うから。
子どもの個性を伸ばすヒント、教えます!
(kodomoe2018年2月号掲載)
イラスト/いそのけい 編集協力/田所佐月

見る力、話す力、聞く力、
うちの子はどれが得意?

 子どもが3歳頃になると、好む遊びもしだいにはっきりしてきます。「私はおままごとが好きだったけれど、娘はブロック遊びを黙々としている」など、親やきょうだいとの違いを感じることも多いはず。じつはこの嗜好の違いは、認知特性によるものが大きいと、本田先生。
「人は物事を理解、整理、記憶、表現する際に、それぞれ優位に働く認知パターンがあります。これが『認知特性』で、子どもは3タイプに分類できます。見たものをカメラのようにクリアに映像化できる『視覚優位タイプ』、話したり読んだりするのが得意な『言語優位タイプ』、メロディやフレーズを一度で覚える『聴覚優位タイプ』で、いずれも生まれ持った特性と言えます」
 子どものタイプや特性を生かした遊び方をすることで、得意なことがさらに伸ばせるそう。そもそも子どもが夢中で遊んでいるとき、その遊びはその子の認知特性に合っている場合が多いのだとか。
「ただし赤ちゃんの頃はみんな視覚優位。タイプが見えてくるのは3歳以降です。それまでは触覚や嗅覚などを含めたあらゆる感覚を総合的に育むことが大切。親子で遊びを楽しめば子どもは自ら伸びていきますよ」

 

例えば「象」と聞いて何を連想する?

象の映像がクリアに思い描ける「視覚優位タイプ」、〈ぞう〉という文字から連想する「言語優位タイプ」、鳴き声や足音まで脳内で再生されるのが「聴覚優位タイプ」です。

教えてくれたのは
本田真美先生
ほんだまなみ/みくりキッズくりにっく院長。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、小児発達医。おもちゃコーディネーターの資格も持つ。2児のママ。言語優位タイプ。micri.jp/

 

 

うちの子は何タイプ? 認知特性テスト

次のA~Cの各項目で、子どもの言動に当てはまるものにチェック。1項目1点で計算し、
下のレーダーチャートの数値にマーク。3点を結んで三角形を作りましょう。
※3歳を目安にテストを作成しています。

A

□ 絵本や図鑑を眺めるのが好き
□ ものを並べたり、さまざまな角度や横目を使って眺めたり、クルクル回るものを眺めるのが好き
□ 絵を描くのが好き
□ 人見知りや場所見知りが強い
□ ブロック遊びや電車遊び、パズルが好き
□ 一度行った場所や一度会った人をよく覚えている
□ 空想遊びが好き
□ 絵本やテレビで見たおばけや鬼などを、必要以上に怖がることがある
□ いろいろなものを集めるのが好き
□ 部屋のインテリアや身近な人の服装、髪型の変化にすぐ気づく

B

□ おしゃべりが好き
□ 「あれ、何?」「これ、何?」と質問攻めにする
□ 文字を覚えるのが早い、文字への興味が強い
□ ヒーローやヒロインになりきったり、自分で物語を作るのが得意
□ 見たものを例えたり、比喩表現が上手
□ ごっこ遊び、おままごとが好き
□ よく話すが、聞き間違いや言い間違いが多い
□ しりとりやなぞなぞが得意
□ 嘘をつくことがある
□ 園や学校であったことを、順序よく話ができる

C

□ 遠くのサイレンなど小さな音にも気づく
□ 大きな音や特定の音を怖がる・嫌がる
□ ひとり言を言う
□ 1歳前に言葉を話し始めた
□ 大人びた表現を使うことがある
□ CMのセリフや歌を覚えて繰り返す
□ 生後6か月になる前に、名前を呼ぶと返事をしたり、手を挙げたりした
□ 歌を歌うのが好き
□ リズムに合わせて体を動かすのが得意
□ モノマネが得意

 

テスト結果をチェック!

A~Cのタイプの特徴は、2ページ目を参照。三角形で突出した角(一番高い点数)がその子のタイプになります。突出部分がなければ、バランスよく発達していると考えられます。また、認知特性は成長とともに変化する場合も。

※参考書籍 本田真美/著『頭のいい子は、3歳からの「遊び」で決まる!』(PHP研究所)、『医師のつくった「頭のよさ」テスト』(光文社)ほか

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ