言葉が遅い、落ち着きがないetc.「うちの子、もしかして発達が遅いかも!?」前編
まだまだこんな心配!も……
遊び方などに強いこだわりがある
園からの帰り道など、必ず決まったルートを通らないと怒って拒否するので、買い物などの寄り道ができません!
集中すると、呼びかけても返事をしない
興味のあることに気を取られると、人の話や周りの行動に全く気づきません。幼稚園でも、ひとりだけ違うことをしているときが……。
じっとしていられなくて、常に動き回る
活発過ぎる3歳男児。電車の中でもどこでも、動きたければ動くし、走りたければ走る。常に追っかけているこちらは、いつもヘトヘトです。
衝動的に叩いたり物を投げたりする
5歳の男の子。親や祖父母に対して、強く叩いたり悪い言葉を使ったりします。将来、キレて人を傷つけたりしないか心配。
友達と遊ばず、いつもひとりでいる
自分から話しかけて、輪に入っていくのが苦手。好きなミニカーや電車のおもちゃを並べるなど、ひとりでマイペースに遊んでます。幼稚園に行くのは好きなようですが……。
まずは保育のプロに様子を聞いてみて
日常生活に大きな支障が出るほどでなければ、その子の気質からくる行動と考えて。多くの子どもを見ている保育園や幼稚園の先生に、アドバイスを受けるのも有効です。
理想や平均よりもその子らしさを大切に
アンケートの結果からも、多くのママは、乳児期は主に体の発達、幼児になると言葉や協調性など心の発達が気になるようです。
「オムツが外れる時期も、身長や体重も、半数の子は平均以下なんです。ぴったり“普通”に当てはまる子なんて幻想です。それに、ひとり遊びが好きでもいいじゃないですか! 自分の好きなことにトコトン集中して、将来すごい発見や発明をするかもしれません。“友達は多いほうがいい”というのは世間や親の『理想』。むしろなぜいい?と聞きたい(笑)。『理想の子ども像』に当てはめようとしていませんか? 発達の凸凹はその子の個性。本人が困っていないなら大丈夫。心配なら、経験豊富な園の先生に『うちの子、どうですか?』と聞いてみて。生活に支障がある場合は、小児科医などに相談を」
それでも気になる ママに贈る3つの心得
1. “普通”や“平均”に惑わされない。
2. 理想の子ども像を押しつけない。
3. 悩んだら、まずは園の先生、次に小児科医など専門家に聞く。
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イラスト/今井杏 編集協力/田所佐月