2018年9月27日

子どもの脳は肌にある 「ナデナデ」が人間関係を強くする!

山口先生オススメ!
親子でスキンタッチ

子どもはまだツボが定まっていないので、鍼灸がわりに独自の道具で経絡をさするのが「小児はり」。様々な不調の改善をはかるという日本独自の技術です。これを家庭の道具で置き換えたのが「スキンタッチ」。親子で行えば何よりのスキンシップとなり、子どもの気持ちを安定させます。
スキンタッチ監修/ヒーリングゆう・藤田恵子

Point

・熱があるとき&入浴直後はやらない
・なでるようにやさしい刺激で行う
・トータルで年齢+1分を目安に行う
・1か月くらいは続けて様子を見る

START

使うのは、普通のスプーンでOK!

まずはティースプーンを用意して。木製より金属のものを選ぶと、子どもの肌の感触がママに伝わるのでおすすめです。なでる強さは鳥の羽根でそっとなでる感覚で。

STEP1

背中をさすると夜泣き&疳の虫に効果的

背骨の両脇には子どもの万病にいいと言われる多くのツボが並んでいます。肩甲骨から腰まで、皮膚がかすかにしっとりするまでを目安に上から下へやさしくさすります。

advice!

ギューギューやるのはダメ。かすかな刺激が自律神経に働きます

 

STEP2

胃腸が弱い子はお腹の冷えを改善して

お腹に手を当て、冷え具合を確認。冷えている子はおへそのあたりを時計まわりにさすります。ザラザラしていた皮膚が次第にサラサラしてきたら効いている証拠です。

advice!

鎖骨の上には風邪予防に効果的なツボがあります。ここもそっとなでてあげて

 

STEP3

下痢&便秘がちなら脚の外側をナデナデ

足の外側は胃腸を整えるツボが並ぶライン。まずは右脚からスタート。膝下の外側を足首に向かって下へさすりましょう。右脚の皮膚がしっとりしてきたら左脚へ。

advice!

よく湿疹が出る子もここを重点的にケア

 

まだまだある! 応用テク

歯ブラシでトントンして呼吸器系を強化!

冬になるとよく咳が出る子には、歯ブラシで背中をトントン。呼吸器系を強くする働きがあります。また、疳の虫&夜泣きには頭頂をトントン。眉間に青筋が立ったら前兆なので即実践を。

お腹が冷えている子はお灸がわりに温風で

ドライヤーをお灸がわりにして、へそ付近を時計まわりで温めます。温風が直接当たらないように親が手の甲でカバーして。お腹が冷えてウンチがゆるい子に効果的です。

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