2025年10月20日

豆原一成さん(JO1)インタビュー「おばあちゃんっ子なんです。おばあちゃんから連絡がくると幸せな気持ちになります」

映画『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で主演を務めた豆原一成さん(JO1)。祖母と孫の絆や学ぶことの尊さを描く本作を通して、好きなことを信じる力や夢に向かう勇気の大切さを改めて感じたといいます。幼少期から変わらず大切にしてきた「好き」という気持ち、そしておばあさまとの温かな思い出について伺いました。

まめはらいっせい/JO1メンバー。2002年生まれ、岡山県出身。サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生したグローバルボーイズグループJO1のメンバーとしてデビュー。「日本レコード大賞」で優秀作品賞を2年連続受賞、「NHK紅白歌合戦」には3年連続出演をはたす。俳優としては日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』や映画『BADBOYS-THE MOVIE-』に出演。

家族で行ったコンサートが
人生を変えたきっかけに

――子どもの頃の豆原さんは、どんなタイプでしたか?

豆原一成さん(JO1)インタビュー「おばあちゃんっ子なんです。おばあちゃんから連絡がくると幸せな気持ちになります」の画像1

小さな頃は田舎育ちだったということもあり、アグレッシブな子でしたね。家の中にいるよりは、自転車で友達と遊んだり、夏はカブトムシを捕まえに行ったり。夜、木に蜂蜜を塗りに行って、翌朝早くに父親とカブトムシを捕まえに行くんです。バッタもよく捕まえたなぁ。仮面ライダーも好きでしたし。ザ・小学生!って感じです。

――やんちゃな小学生だった豆原さんが、今の道を目指したきっかけは?

外で友達と元気いっぱいに遊ぶ一方で、テレビに映るアーティストの姿を見るたびに「かっこいいなぁ」と憧れていました。姉がダンスやミュージカルを習っていたこともあり、自分もテレビに出ている人のように、キラキラしたことをしてみたいという思いが芽生えていきました。幼稚園生の頃は「仮面ライダーになりたい」と思っていましたが、成長するにつれて、その夢は「アイドルになりたい」「アーティストになりたい」へと変わっていきました。

――当時、特に憧れていたアイドルやアーティストはいましたか?

家族の影響もあって、嵐さんが好きでした。小学5年生の頃に東京ドームに家族みんなで嵐さんのコンサートを見に行ったんです。めちゃくちゃかっこよくって。今の道を目指したのは、嵐さんの存在も大きいかもしれないです。

――「kodomoe web」のインタビューではみなさんに子どもの頃好きだった絵本を伺っています。豆原さんはどんな絵本がお好きでしたか?

小学生の頃、『ミッケ』シリーズ(講談社 ウォルター・ウィック/作・糸井重里/訳)に大ハマりして、朝読書の時間にいつも読んでました。とくにこの恐竜やロボットなどが載っているのが大好きで。学校の本棚に置いてある、みんなが読み倒してボロボロになったものを読んでいたので、こんなきれいな状態の『ミッケ』を読んだのは初めてかも(笑)。ページを開くとあの時の記憶がぶわっと蘇ってきますね。

豆原一成さん(JO1)インタビュー「おばあちゃんっ子なんです。おばあちゃんから連絡がくると幸せな気持ちになります」の画像2

「おばあちゃんとは
離れて暮らす今もとても仲良し」

――本作『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』では、祖母と孫の絆が大切なテーマとして描かれています。豆原さん自身にとって、おばあちゃんはどんな存在ですか?

僕、すごいおばあちゃんっ子なんです。両親が共働きだったので、おばあちゃんとずっと一緒に過ごしていました。学校からおばあちゃんのところにそのまま行くこともあったくらい。習い事もおばあちゃんが連れて行ってくれていましたし、今もよく連絡をとるくらいとても仲良しです。

――普段は、どんなことでおばあさまと連絡を取っているんですか?

おばあちゃんから「テレビ見たよ」とか「頑張ってね」などのLINEをくれます。僕の出演している作品や、記事などをよくチェックしてくれているみたいで。

――おばあさまにとって、豆原さんは自慢の孫ですね。

いえいえ。でも連絡がくるたびに幸せな気持ちでいっぱいになります。家族のLINEグループもあって、僕からはあまり連絡を入れることはないんですが、母や姉はよくメッセージをくれます。

昔からずっと仮面ライダーに夢中

――豆原さんが演じた拓磨は、コーヒーが大好きでこだわりを持っているというキャラクターです。豆原さんは昔からずっと好きなものはありますか?

仮面ライダーですね。物心付いたときから今に至るまでずっと好き。どのシリーズも繰り返し見直しています。小さな子から大人まで楽しめる、素晴らしい作品ですよね。好きなライダーはその時によって変わるんですが、好きになったきっかけは幼稚園の頃に見た『仮面ライダー電王』です。

――佐藤健さんが演じていた、電車などがモチーフになっている仮面ライダーですね。

そうそう! 2022年に『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』に出演できた時は本当に嬉しかったですね。おばあちゃんもすごく喜んでくれました。

他に自信を持って好きと言えるのは、筋トレです。仕事上やらなくてはいけないと感じてやっているわけではなく、トレーニングが心から好き。良いとされている方法を試して体がどう反応するか確かめるのが面白くて。

――研究者みたいですね!

好きなものはとことんハマっちゃうんですよね。

豆原一成さん(JO1)インタビュー「おばあちゃんっ子なんです。おばあちゃんから連絡がくると幸せな気持ちになります」の画像3

映画では、好きなものに自信を持つことや、夢を大切にすること、そして夢に向かって努力を続けることの尊さが描かれているので、とても共感できましたし、演じながら勇気をもらいました。
特に、僕が演じた拓磨のおばあちゃんが大学に通い始めるというエピソードには、どこかで自分の中にリミットを設けてしまっていたことに気づかされ、背中を押してもらった気がします。

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©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

――今から挑戦したいことや、学びたいことはありますか?

もっと世界的に活躍したいので、英語を学びたいと思ってます。勉強は苦手なんですが、諦めずに挑戦したいです。

INFORMATION

『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』

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©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

祖母文子と暮らし始めた大学生の拓磨は、亡き祖父の書斎で大学の入学案内を見つける。それは文子へのサプライズだった。勇気を出して大学に通い始め、学びの日々を謳歌する文子。一方、拓磨は夢に自信が持てず将来に悩む。そんな二人は富士山が好きだった祖父の手帳に不思議な数式を見つける……。

監督:中西健二
出演:豆原一成(JO1)、市毛良枝 、酒井美紀、八木莉可子/長塚京三ほか
配給:ギャガ
©2025「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」

10月24日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー
https://gaga.ne.jp/fujisan_and_coffee

インタビュー/高田真莉絵 撮影/森川英里 スタイリング/岡本 健太郎 ヘアメイク/奥野まこと

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