2025年8月13日

6歳からのお金育。おこづかい制を取り入れて、お金を管理する訓練をスタート【最新号からちょっと見せ】

高校での金融教育が必修となり、お金に対する正しい知識を養うことが大切!という意識が高まっています。kodomoe8月号では、いつからどんなアプローチをすればいいか、お金育のプロに聞きました。ウェブでは、お金を使う消費体験、6歳のお金育について書かれたページから冒頭部分のPOINT 1をご紹介します。

6歳~
お金を貯める・増やす

おこづかい制を取り入れて、お金を管理する訓練をスタート。お金の使い方や貯金する意味も理解できるように。

POINT 1
「なんで貯めるの?」の答えは、
おこづかいから学ぶ

お金の管理を学ぶには、限りのあるおこづかいが有効。
高額なものを手に入れるために、お金を貯めるという経験もできます。

6歳からのお金育。おこづかい制を取り入れて、お金を管理する訓練をスタート【最新号からちょっと見せ】の画像1

1、おこづかいのタイプを選ぶ

低学年のときは、お金が労働の対価であると実感しやすい報酬タイプから始めて、高学年になると、計画的に管理しやすい定額タイプにする方法も。子どもと相談しましょう。

定額タイプ

週や月単位などで決まった金額を渡す。

お金を管理する力が養われる。

ミックスタイプ

定額タイプと報酬タイプを組み合わせる。

給与+ボーナスのイメージを体感。

報酬タイプ

お手伝いなど働きに応じた金額を渡す。

お金が仕事の対価だということがわかる

2、おこづかいの金額は使い道から決める

何にいくら必要かを親子で考えて、金額を決めます。通常のおこづかい分、欲しい物を買うために貯金に回す分、プレゼントなど人のために使う分など、用途別に算出してみて。

おこづかい=貯金+ありがとうのお金+自分で使うお金

貯金

スポーツ道具やゲーム機など通常のおこづかいだけでは買えない高額なものを買うためや、他の目的のために貯めるお金。

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ありがとうのお金

誕生日や敬老の日などに、友達や家族、祖父母へ贈るプレゼントの代金。募金などへ寄附するためのお金もここに入ります。

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自分で使うお金

カプセルトイやクレーンゲームなどの遊び、友達と買い食いするお菓子やジュースなどにかかるお金。

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学校で使うものはどうする?

学校や習いごとで必要な文房具や道具などは、お家の人が払う場合が多いでしょう。もしもおこづかいから出す場合は、その分を上乗せした金額にアップします。
 
 

教えてくれたのは
「キッズ・マネー・スクール」認定講師
太田伸子さん
おおたのぶこ/一般社団法人日本こどもの生き抜く力育成協会が認定するキッズ・マネー・スクール認定講師。将来お金で困ることのないよう「生き抜く力」をつけてほしいという思いで活動している。
kids-money.com

イラスト/イラカアヅコ 編集協力/田所佐月(kodomoe2025年8月号掲載)

kodomoe8月号ではさらに、「おこづかいは見える化すると管理しやすい」「親子でおこづかいのルールを決める」「こういうケース、どうすればいい? お金育Q&A」などをご紹介。

お金の仕組みを知ることで、社会を学べる!「3歳から始めるお金育」は、kodomoe8月号をご覧ください!

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