【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れない
2020年5月15日

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れない

新型コロナウイルスの影響で、緊急事態宣言は延長され、ゴールデンウィーク後も、親子で家にこもる日々が続いています。ママも子もストレスがたまりがち。でも、こんなときだからこそ、家での時間を楽しく快適にしたいですよね。

そこで、kodomoe web編集部が、気になるママ・パパたちに緊急取材。親子でこもる日々を、どんなふうに工夫して過ごしているの? 短期集中連載「我が家のおこもり日記」はまだまだ続きます! 第8回は男の子4人のママ、料理家の大友まりこさんです。

大友まりこさんの「おこもり日記」

こんにちは、大友まりこと申します。卵、小麦、乳、ナッツ類を使用しない料理の研究をしています。企業のレシピ提案や商品開発、またおうち時間を楽しんでいただけるようにエプロンのオリジナルブランドもこの春に発表しました。

子どもは小4長男、新一年生の双子次男三男、年中四男の4人兄弟です。男子4人。と聞いただけで大変そう……、と思われますが、はいそうです。ご想像通りです。全く日常がルーティーン化しないので、いくつかパターンがあるうちのある1日、と思っていただければと思います。

<7:00>

起床

私の目標です。子どもたちは日が昇り鳥たちの鳴き声と共に目を覚まします。学校がある時は日々のお弁当を作る為に朝が忙しなかったのですが、今はそれがないので唯一ゆっくり寝られる長めのゴールデン期間です。四男が、「お腹空いたーママ起きてー」と起こしにきます。最近サマータイムなのか、より早く起こしにきます。

まだ寝ていたいけれど、自分を叩き起こして朝ごはんを作ります。お弁当を作らなくていいので、私もゆっくりコーヒーを淹れて子どもたちと一緒にテーブルにつきます。パンの日はいつも個々のお皿に盛り付けるけれど、この日は大皿に。同じものでも気分が変わって食べてくれます。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像1

朝はまだ気持ちの余裕があるので子どもたちとの会話も穏やかです。ゴミ捨ても子どもたちにお願いします。ゴミが重い日は長男に、軽い日は次男三男四男に。

朝ごはんの後は一番苦手な家事がやってきます。大量の洗濯物。洗濯物って洗濯機のスイッチを押したら洗い終わるのを待って、カゴに出して、ベランダに運んで、干して、夕方に取り込んで、畳んで、仕分ける。1日かけてやる大仕事。気分を上げる為に好きな音楽でも流しながら干します。ベランダに干していると、子どもたちが花に水をやりにきます。もうすっかり枯れていたのに、子どもたちが諦めずに水をやり続けたら、ピンクのかわいい花が咲きました。子どもの信じる心ってすごいな。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像2

<8:30>

散歩

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像3 

緑が気持ちのいい季節なので朝早く起きた日は川に沿って散歩をします。よく来る川だけれど、季節によって違う色の花や実をつけていたり小さな虫や蝶々を見つけたり亀もいます。子どもたちも嬉しそう。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像4

最後はお決まり、川に入ってびちょびちょになって撤収します。4人いると全員回収するのに時間がかかりヘトヘトに。帰り道はみんな疲れているので余計にバラバラ。こんな時でも男子はふざけることを忘れない。いや私からみると全てふざけて見えるけれど、本人たちはそれが普通なのだろう。

<10:00>

学習タイム

散歩から帰ってお風呂に入り、またひとしきりお風呂遊びをします。ゴーグルと帽子をつけて潜ります。靴もびちょびちょだし洗濯物がまた増えます。

お風呂の後は1杯のフルーツジュースとおにぎりを食べて腹ごしらえをします。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像5

その後は各自勉強タイム。せめて机に向かう時間を、と学校の宿題や受講している通信教育やプリントなどをします。休校になり机の配置替えをしました。机の縦と横を変えただけです。これだけで気分が変わり新しいスペースになってしまうから不思議です。プリント類もたくさんあってぐちゃぐちゃだったので、パパが段ボールで作った4人それぞれのファイルに入れて整理整頓。

が、出来たら苦労しないです。「お片付け」という言葉が彼らの中にはないらしい。基本的に散らかっています。

私もこの時間にパソコン作業を横でします。やはり新1年生はまだ何も習っていないので、横に付いていないとひらがなや数字の書き順がめちゃくちゃです。いちいち訂正します。でもかわいい間違いも多々あります。

「たんぽぽ」→「たんここ」。

しかも「こ」の右上に丁寧にマルが付いて、オリジナルの文字になってる(笑)。

うん、雰囲気は出てる。

それぞれの課題が終わったらゲームをしていいことになっています。「僕が1番にする!」と喧嘩になるので順番を決めて毎日ローテーションしています。時間は1人20分。

と、建前のルールは決めているけれど、ルールは破るためのもの。と言わんばかりにこの通りには全く行かず、勉強する前にこっそりゲームを始めていたり、時間を守らず怒られたり。時間を守らないと最後の人の持ち分の時間が少なくなります。そういうわけで喧嘩が始まります。

この時点で私はもう既に1日終わったかのように疲れています。

<12:00>

お昼ごはん

どうしよう。何作ろう。毎日悩みます。簡単に作れるパスタやお米中心の和食が多いです。メニューはあまり代わり映えしません。でもお皿を変えることによってまるで違うごはんのように見えたりもします。子どもたちはそういう細かい変化も喜びます。新しい料理を取り入れる余裕がない時は、周りの食器や空間に助けてもらう。いつものモノをほんの少しだけ真新しく。

子どもたちは料理の手伝いをよくしに来てくれます。食材を切るところから1品を完全に任せてしまうことも多々あります。危険であること以外はあまり口出ししません。野菜の切り方もまずは自由に。鍋に入れる順番も初めはぐちゃぐちゃです。火の通りにくいものを最後に入れたり、先に入れたものは焦げてしまったり。そしてそうなったらその時にやり方を伝えます。

こうやったらこうなった、という実験や経験をしてほしい、じゃあどうしたら良いか、と考える力もつけてほしい。何回も同じものを作って火の通り方や味を見ながら、自分が作ったご飯を誇らしげに家族に紹介しています。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像6

エネルギーチャージしたらまたエネルギー発散。自分で跳び箱を作ってトランポリンを踏み台にして飛んでいたりすることもあります。下の階に住んでいる方もいるし、さすがに着地がうるさいので止めました。箱を積んでいき跳び箱にするという発想は素晴らしいけれど。思わず写真に収めてしまったけれど。

<15:00>

おやつと自由時間

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像7

またやって来た。おやつの時間。子どもたちとおやつを作ることも、市販のお菓子の時もあります。またスイカやメロンなど季節の果物はそれだけで特別感があります。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像8 【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像9

おやつの後は自由時間。毎日たくさんの時間があるので、この機会にじっくり読める本や、長男が欲しいと言ったので新しく折り紙の本を買いました。工作はパパ担当です。

<16:00>

オンラインで習い事レッスン

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像10

電話やオンラインで習い事があります。子どもにとって唯一外部の人とコミュニケーションができる時間でもあります。でもやっぱり家なので、集中力がありません。とにかくバックがうるさい。「静かにして、邪魔をしないで、」と言えば言うほど。

画面に映るのが楽しくなってしまうのか? 男子が複数人集まるとますますエスカレートしてやまない。私の怒る声も家の中のカオス具合も全部バレるから勘弁してほしい。

<18:00>

夜ごはん

本日最後のごはん。もうこれ以上作れない、と力を振り絞ります。何にも思い浮かばない時は野菜とタンパク質が両方摂れるお鍋にすることも多いです。おうどんやお餅も入れます。

お風呂に入って、歯磨きをして、喘息の薬を忘れず飲ませたら、任務終了です。

<21:00>

就寝

あー。。。お疲れ様。今日ももれなく疲れた。「ママ一緒に寝よ!」とまだまだ可愛い子どもたち。誘いにのってしまったら最後です。仕事が残っていると寝かしつけの後起きてきて作業しますが、でもいいや、明日もあるから、と今の時期は比較的一緒に寝てしまうことが多いです。4人がママを取り合い、横に寝てくれる日はそう長くはないと思うし(もしかしたら割と長いかもしれないけど)、今日が1番小さくて明日にはまた少しだけ大きくなっている子どもたちと今を共有していたい。

<休みの日>

遠出もできないので、いつも行っている近くの川へ特別な道具を持って行きます。釣竿を持って、虫あみを持って、虫かごを持って。いつもの場所に少しだけ違うアイテムを足すだけで子どもたちは新鮮な気持ちになって喜びます。

捕まえたメダカや虫たちは、帰りに元に返してあげます。彼らのおうちは緑の中だから。前は持って帰りたくて放せなかったけど、「またね」、ってできるようになりました。

《おわりに》

子どもたちはこのウイルスのことや休校期間も状況も理解しているけれど、やはり絶えず刺激や楽しさを求めています。かと言って今は外出しにくいしお友達とも会えない。そこで、いつものモノやいつも使っているもの、そこにあるものを違う角度や視点で見て、新しいものにならないかな、と探してみたりしています。

イライラすることはもちろん果てしなくあるけれど、外出できるようになったら何がしたいか?という楽しみも考えながら、一緒に乗り越えましょう。

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像11大友まりこ

テレビ雑誌等のヘアメイクとしての活動を経て、4人男児の母となる。アレルギーを持つ子どもを機に7大アレルゲン不使用の米粉を使ったおやつを研究。企業のレシピ提案や商品開発にも携わる。展示会やパーティー等にてMARI&Co.オリジナルクッキーのサービスなど。ELLE gourmet 公認料理家。
webサイト:www.mariandco.co
Instagram:otomomarico

気になるあのママ・パパはどんな風に過ごしている? 「我が家のおこもり日記」一覧を見る
特集 おこもり時間を楽しく過ごすアイディア【リンク集】

【我が家のおこもり日記・大友まりこさん】こんな時でも、男子はふざけることを忘れないの画像12みなさんも「おこもり中の家族の過ごし方」をぜひ投稿してください。SNSで投稿する際には #stayhomewithkids #おこもり日記 #kodomoe のハッシュタグをつけてくださいね。投稿をもとに、kodomoe webで記事としてご紹介させていただくことも企画しております。こんなときだから、みんなの知恵や経験、アイディアをシェアして、せっかくのおこもり期を快適で豊かなものにできますように。

「STAY HOME WITH KIDS」は、“子どもと一緒のおうち時間を楽しもう”をテーマに、ママメディアのプロジェクトとして展開中です。

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ