【我が家のおこもり日記・成田由香利さん】5月までは長いので、おうち散髪にも挑戦!
新型コロナウイルスの影響で、親子で家にこもる日々が続いている方が増えています。テレワークで仕事をしながら3食のごはんに家事のやりくり、子どもの勉強や遊び方もどうしたらよいか、とストレスをためてしまうママや子どもも多いかもしれません。
そこで、kodomoe web編集部が、気になるママたちに緊急取材。親子でこもる日々を、どんなふうに工夫して過ごしているの? 参考になるアイディアや、役に立つヒントがあれば、とうかがいました。短期連載「我が家のおこもり日記」、第5回はkodomoe webの連載「ママカメラマンのスマホ写真術」でおなじみのカメラマン、成田由香利さんです。
成田由香利さんの「おこもり日記」
みなさんこんにちは。カメラマンの成田です。我が家には小学4年と2年の息子がいます。息子たちのおこもり生活が始まってから早くも1か月余りの時間が経過しました。
わたしの仕事も、状況とともに中止・延期の措置がとられ、 今は家族で家の中で大半の時間を過ごしています。 これまで家で留守番している時間が多かった子どもたちは、私が家にいるようになって、(自分で言うのもなんですが)楽しそうに見えます。確かにこんなにも子どもたちとべったりな生活は、産後すぐぐらいしかなかったので、新鮮なのかもしれませんね。
とはいえ、家の中にいても、画像の処理やコラムの仕事など、やることがないわけではなく。加えて、学校が再開になったときのために、子どもたちにもある程度メリハリをもった生活をしてほしいので、仕事のはかどり具合は落ちますが、子どもたちの学習の時間と自分の仕事の時間をあえて一緒にして「まじめムード」を醸し出し、午前中はそれぞれ机に向かうようにしています。
我が家で活用しているのは、 タイムスケジュールを書き込めるこのアラーム時計です。 アラームの鳴る時間を3つ決められます。 ママ友に教えてもらって、我が家でも取り入れたのですが、 アラームが鳴るのは「3回だけ」なので、そこまで時間に追われる辛さもないし、気持ちを切り替えるきっかけとしてとってもいいなと感じています。そして、それに加えてお手製のマグネットボードで、やること、やったことを可視化しています。
アラーム時計に書き込まれたスケジュールも、マグネットの内容も、あくまで「目標」であって、ノルマではありません。 ノリノリな日もあれば、気乗りしない気分のときもあって当然。様子を見ながら、量を調節したり、全く別のことをして遊んだりすることもあります。 それでは、ある日の我が家の1日を紹介していこうと思います。
<7:30>
放っておくといつまでも寝ている息子たちを7時半までには起こします。身支度をし朝ごはんを食べたら、先ほど紹介したアラーム時計が10時に鳴るのでそれまで好きなことをして過ごしています。だいたいマンガや本を読んでいます。
その間に、わたしは、ニュースを見ながら洗い物や洗濯を干したりしています。 あるとき、「ニュースを見ると、気持ちが沈むからあまり見たくない」と息子たちに言われたのをきっかけにニュースを見るのは、朝のこの時間とあとはネットで確認することにしています。
<10:00>
アラームが鳴ったら、テレビを消して、ラジオや音楽に切り替えます。息子たちそれぞれが、家用のお道具箱に前日私が用意したドリルや学習塾の宿題に取り組みます。仕事の作業が遮られますが、なるべくその場で丸付けをして、直しまでやってもらっています。
<12:00>
そうこうしているうちにお昼ご飯の時間がやってきます。お昼は、麺類や丼物が多いです。時には、チルド餃子やレトルトハンバーグを定食風に用意することもあります。とにかく男子二人はお腹がすぐ減るので、時間をかけずにできるもの、そしてなるべく長く腹持ちするものを用意します。
お昼ご飯を食べ、時間がある時は長男はピアノの練習、次男は剣道をやっているので素振りをしています。
<14:00>
お友達と一緒にオンラインでゲーム(マインクラフト)を楽しんでいます。ボイスチャットをしながら、オンライン上で一緒にクラフトしている姿を見ると、現代っ子だなあと感心してしまいます。1時間限定の楽しい時間が終わったら、おやつを食べたり兄弟で遊んだりしています。
外で遊べない今、おやつはとても楽しみな時間だと思うので、子どもたちの気分が上がるよう、駄菓子をかごに盛り合わせて用意してみたり、市販のワッフルにアイスを載せてチョコソースをかけたりと、手作りをする余裕はなかなかないけれど、ひと手間加えて、ビジュアルで勝負しています。
日が暮れる前に、子どもたちと散歩をしたり、午前中やり切れなかった分の仕事をやったりしています。
<19:00>
お風呂を済ませて晩ご飯。時々、子どもたちは「給食の味が恋しいなぁ」ということがあるので、 そんなときは給食で好きなメニューを聞いて、クックパッドなどで給食レシピを調べて作ったりもします。今は外食もできないし、なんだかんだで3食作っていて、子どもたちもわたしも自分の味に飽きてくるので、少々時間はかかるけれど、給食メニューリクエストは大歓迎として受け止めています。 食事の後は、好きなことをして過ごしています。
<22:00>
就寝。運動量が少ない息子たちは、なかなか眠くならないようで、寝るまで時間がかかりますが布団には入ってもらいます。 彼らが寝静まったら、仕事の続きをやることもありますが、基本的には見逃していたドラマや番組を見ながら一息ついて、キリがいいところで寝るようにしています。
家で過ごす時間が長いと、曜日の感覚もなくなってくるので、週末はホットプレートを出して焼き肉にしたり、部屋を真っ暗にして、ポップコーンを用意してお家映画館にしたりと、微力ながら週末感を演出するようにしています。
きっとこのおこもりの日々は、今の子どもたちの「子ども時代の記憶」の中に強烈に残っていくんだろうなあと思います。大人であるわたしはニュースに憤ったり、今後の生活が不安になったりもするけれど、それはそれとして、子どもが子どもとしていられる短い時間を、家族一緒に長い時間いられるとても貴重な時間なので、なるべく「外出できなかったけど明るく楽しかった日々」だったなと思ってもらえるような暮らしをしたいなと考えています。
そして我が家ではこんな日々を写真に残しています。私が息子たちを撮るだけでなく、私も含めた様子を息子のどちらかにスマホで撮ってもらったりもしています。写真に残しておくと、あとで見返したときに、いい記念になっているはず。家族のドキュメンタリースナップみなさんもぜひ撮りためてみてくださいね。
【番外編】
このおこもり生活の中で、息子たちの髪の毛が伸びに伸びきってしまい、ある週末、初めて散髪に挑戦したので、そのレポートも。
いつもは美容院で切ってもらっているので、「本当に大丈夫なの? 失敗しそう……」と息子たちはかなり嫌そうでしたが、外出もできないし、多少失敗しても、5月まで時間もあるから、やってみようよ! という母の気合いを前に渋々OKしてくれました。 すきばさみがあると、失敗が目立たないかなと思い、散髪はさみセット(コーム付き)と、襟足用にバリカンをネットで購入。
100円ショップに散髪用のケープが売っているのを見かけたのですが、ゴミ袋を切ったもので代用してみたところ、これが失敗。小学生の体のサイズにゴミ袋を使ったところ、身動きがとれず、おまけに1枚では足元まで覆いきれず、下半身用にもう1枚ゴミ袋を追加。次回はケープを用意しようと思いました。
以前、キッズの髪をおうちでカットする際のポイントを取材撮影させて頂いたときに、美容師さんが、髪の毛を内側と外側の二層に分けて切っていくといいですよとお話されていたのを思い出し、クリップで留めながら少しずつカットしました。手で髪の毛の束を持ち上げながらカットすれば、お子さんが多少動いても、肌を傷つけずに済むそうで、私も実践しながら、なるほどなと思いました。 取材のときのマネをして、髪の毛を濡らし、毛の束を持ち上げすきばさみでちょきちょき、襟足はバリカンで刈り上げ、30分くらいで完成しました。すきばさみは、毛量のバランスをとるときにも便利でしたよ。
家で散髪したことがなかったので、息子は緊張したのでしょう、そして、やはりゴミ袋は暑かったのでしょう、お手製のケープの中は汗びっしょりでした。ですが、初心者、そしてどちらかというと不器用なわたしでも、息子たちが「いつもの感じに近いね」と言うくらいの形にはなったので、散髪でお悩み中の方にもオススメできるかなと思います。すきばさみは強い味方でした。
おこもり生活の思い出に、おうちサロン、ぜひ開店してみてくださいね。
なりたゆかり/カメラマン。1980年生まれ。秋田県出身。大学在学中に写真にめざめ、夜間の写真学校に通い学ぶ。その後六本木スタジオ勤務を経て、回里純子氏に師事、2008年に独立。小学4年と2年の息子二人の母。主に雑誌の撮影で幅広く活動中。
kodomoe web 連載「ママカメラマンのスマホ写真術」
Instagram @naritayukari_p
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特集 おこもり時間を楽しく過ごすアイディア【リンク集】
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