食材を無駄なく、おいしく使い切ろう 冷蔵庫の使いこなし術 後編
冷蔵庫が実は時短料理のカギをにぎっていたこと、ご存知ですか?
毎日、悩まず、簡単においしい料理を作りたいなら、冷蔵庫の中を見直しましょう。後編では、冷蔵庫使いの達人、フードコーディネーター平岡淳子さんに、前編・中編で紹介した冷蔵庫の食材を使い切る、夜ごはんの献立を教えてもらいました。(kodomoe2017年12月号掲載)
撮影/三村健二 編集協力/橘内実佳
教えてくれたのは
平岡淳子さん
ひらおかじゅんこ/フードコーディネーター。お米マイスター、野菜ソムリエとしても活躍。夫と娘の3人暮らし。雑誌や書籍、Webサイトで活躍中。自宅で主宰している料理教室も人気。著書に『決定版! 毎日食べたい! 作りおきのラクうま野菜おかず350 』(ナツメ社)など。
食材を使いきる!
1週間 夜ごはん献立
「何を作ろうか」と悩ましい夕飯も、冷蔵庫にあれこれ仕込んであれば、
バリエ豊富な料理がチャチャっと作れます。
手早くできるカラフル&ボリュームワンプレート
使用食材
3)薬味
8)豚汁
9)ひじき煮
12)下ゆで済み野菜
21)ミニトマト
・ひじきごはん
・鮭の塩焼き
・しらすとねぎのオムレツ
・ミニトマト
・紫玉ねぎと小松菜のおひたし
・豚汁
この日のメインは鮭の塩焼きとみじん切り長ねぎ&しらす入りオムレツ。薄切り紫玉ねぎを、ゆで小松菜と盛り合わせた簡単おひたし、洗い済みのミニトマトを添えました。ひじきの煮物を混ぜ込んだ、即席混ぜごはんと作り置きの豚汁で、ボリューム満点!
子どもと一緒に食べるお手軽和風パスタ
使用食材
6)オクラのだし浸し
14)ミネストローネ
・納豆とオクラ、 じゃこのスパゲティ
・ミネストローネ
納豆、生卵、じゃこ、そしてだしで煮たオクラをのせたパスタの味つけは、納豆に付属のだしじょうゆ。わざわざソースを作らなくても、あっという間に和風のパスタプレートができあがります。野菜たっぷりのミネストローネと一緒だから、栄養もバッチリ。
パパが一緒の夕食はメインを2つ
使用食材
10)魚の切り身
21)ミニトマト
24)豆苗
・豚と豆苗のしゃぶしゃぶ
・ぶりの塩焼き
・ワカメとトマトの豆腐サラダ
パパの帰りが早い日は、メインを2つ用意します。今夜は豚しゃぶと、ぶりの塩焼き。豚しゃぶのたれはちょっとおしゃれにオリーブオイルと塩を合わせて、いつもの豚しゃぶをワンランクアップさせて。わかめとトマトの豆腐サラダを添えれば、晩酌のおつまみにも。
時間のない日はささっとできる鍋で決まり!
使用食材
4)タコ
23)葉もの野菜
・豚バラ鍋(小松菜、豆腐、水餃子)
・タコとめかぶの酢のもの
・〆の中華麺
「すぐ食べたい!」ときにお助けなのが、鍋料理。チルド室にしまっておいた豚バラと豆腐、小松菜に、フリージング済みの餃子も加えれば、手早く作ったとは思えない中華味の豪華鍋が完成です。そして〆は中華麺。タコとめかぶのさっぱり酢のものを添えて。
昨日のカレーとトロトロオムレツ、常備菜でスペシャルごはん
使用食材
5)キャロットラペ
13)ベビーリーフ
・オムカレーライス
・キャロットラペ
・ベビーリーフ
とろとろオムレツを作り、常備菜のキャロットラペとグリーンを添えるだけで、昨日のカレーがスペシャルプレートに早変わり。「今日もカレー?」なんて言わせません。具が少なくなくなったカレーが、オムレツでボリュームアップするのもうれしい。
パパがゆっくりできる週末は居酒屋メニューで乾杯!
使用食材
13)ベビーリーフ
15)れんこん
16)チーズ
18)ハンバーグの肉ダネ
21)ミニトマト
23)葉もの野菜
・ピーマンの肉づめ
・れんこんのチーズ焼き
・ベビーリーフとじゃこのサラダ
・おにぎり
ハンバーグの肉ダネをピーマンにつめてアレンジしました。冷凍庫の餃子の肉ダネでも同様に作れます。スライス済みのれんこんはチーズを絡めて焼くだけで、立派なおつまみに。グリーンサラダに小さめおむすびをにぎれば、我が家が居酒屋に!
しょうが焼き&シュウマイ&豚汁のトリプルお肉で大満足!
使用食材
3)薬味
7)酢はちみつしょうが
8)豚汁
12)下ゆで済野菜
25)キャベツ
・豚肉のしょうが焼きと千切りキャベツ
・ブロッコリーのごまあえ
・シュウマイ
・豚汁
酢はちみつしょうがを絡めて炒めれば、すぐおいしい豚のしょうが焼きが作れます。そこに、ゆでておいたブロッコリーと千切りキャベツ、紫玉ねぎを添え、メインは完成。餃子と同じようにしてフリージングしておいたシュウマイと、残りものの豚汁を温めて一緒にどうぞ。