ママの毎日がラクになる♪ 魔法の寝かしつけ kodomoeママの成功テク編
一日元気いっぱいに遊んだら、さぁ、おやすみの時間。でも、子どもは、まだまだエネルギーがあり余ってるみたい。そうすぐには、おふとんに入ってくれないものです。なんとか寝かしつけようとがんばって、ママはぐったり……。
じつは寝かしつけって、子育てのなかでもとくに大切&大変なミッションです。
毎日のことだからこそ、イライラするよりも、楽しみながらおやすみタイムを過ごしたいですよね。ママはなるべくラクちんに、子どもはスヤスヤ安らかに眠れる寝かしつけの方法を、一緒に見つけましょう!(kodomoe2015年6月号掲載)
監修/清水悦子 イラスト/花松あゆみ 編集協力/田所佐月
楽しくスヤスヤ寝かしつけテク
うちの子はこれで大成功!
寝かしつけの時間こそ、ママと子どもの濃厚なコミュニケーションタイム♡
ママたちが実践している成功テクを、ご紹介します!
ママのたっぷりの愛で安心して眠れます
「早く寝てほしくてイライラしながら寝かしつけると、子どもにもそれが伝わって逆効果。ママがゆったり安らいだ気持ちでいるほうが、子どもも安心できますよ」と夜泣き専門保育士の清水悦子先生。「たっぷりのスキンシップやおしゃべり、大好きな絵本の読み聞かせは、親子の絆も深めてくれます」
子どもが楽しく眠れるよう、ママたちもあれこれ工夫していました。
姉妹で『おやすみなさい』の絵本が大好きです♪
(まいさん/2歳&0歳女の子ママ)
「『絵本を3冊読んだら目を閉じる』というルールが、
だんだん身についてきた!」(こうたんママさん/3歳男の子ママ)
「上の子に2冊、下の子に2冊、好きな絵本を選ばせて、
4冊読んでいる間に、親子共々夢の中……」(yukeyさん/6歳&1歳女の子ママ)
「kodomoe2月号付録の『ねんねのおとがきこえるよ』に興味津々。
いろんなものが寝ているのがおもしろかったみたい」(トッシーさん/3歳男の子ママ)
「最近は、4歳の息子が妹に読み聞かせをしてくれることも♪」
(佐々木香有里さん/4歳男の子、0歳女の子ママ)
「絵本は短いもの。約束の時間までにおふとんに入れたら読む。
間に合わないときは読まないと決める」(キャベツさん/6歳女の子ママ)
「絵本数冊とぬいぐるみを選ばせて寝室に入り、
読み聞かせが終わったら自分で灯りを消すようにさせています」(S.Mさん/4歳女の子ママ)
ママが真ん中、ふたごの息子がママの両側に並んで、
手をつないで寝ます。(twins914さん/2歳双子の男の子ママ)
「お腹の上にのせて、おしりをトントン」(かえる母さん/2歳男の子と女の子の双子ママ)
「ギュッギュッとおやすみのハグをしたあとは、
手をつないで寝つくまで抱えこみます」(あずままさん/3歳女の子ママ)
「子どもの耳のうしろに髪をかけてあげる、
という動作を繰り返すと気持ちいいみたいですぐ眠ります。
私も子どもの頃、大好きな母に同じことをやってもらっていました」
(ハイジさん/5歳女の子ママ)
「顔がくっつきそうなくらい近くに寝て、ゆっくり呼吸。
ママの呼吸音をわざと聞かせる感じで」(ほげさんさん/5歳男の子ママ)
「息子の足を私の足ではさんで寝ます」(さぁささん/4歳男の子ママ)
部屋の電気を消してからは、腕枕をしながら私の創作したお話を、
寝つくまで聞かせています。(しょこらったさん/2歳男の子ママ)
「『大好き♡』と伝えます」(MACOKNさん/1歳男の子ママ)
「おふとんに入ったら、当番の人が自分で考えたお話を披露」
(マイメロ373さん/5歳男の子、2歳女の子ママ)
「一日のできごとを振り返って話し、必ずほめる」(やんころもちさん/2歳男の子、0歳女の子ママ)
「『○○ちゃん、ママのところに生まれてきてありがとう』と言ってギュウ〜。
これ忘れると、子どもに指摘されます」(そらてりさん/5歳男の子ママ)
大好きなトトロのぬいぐるみを渡して
「一緒に寝よう」と言うと、すんなり寝てくれます。
(チョロ助ママさん/2歳男の子ママ)
「とにかく寝たふり」(グリーンペッパー号さん/5歳&3歳男の子ママ)
「娘が9か月の頃に、即興で作った子守唄が定着し、
おやすみ前のお気に入りテーマソングに。タイトルは『ねむねむ王国のうた』」
(まどかめさん/5歳女の子ママ)
「おふとんに入ってもなかなか寝ないときは、音あてゲームをします。
耳を澄まして外の音を聞き、『なんの音がする?』。
風の音や虫の声は静かにしていないと聞こえないので、
じっとしているうちに眠くなるみたい」(iiさん/2歳女の子ママ)
寝かしつけのプロ!
ベテラン保育士さんのわざは?
長年多くの子どもを寝かしつけてきた保育士さんは、どんなプロのわざを使っているの?
子どもによって好きな刺激が違います。
「ゆっくり背中や頭皮をさすられるのが好きな子、肩やひざの関節をトントンすると落ち着く子など、いろいろです。お子さんが安心できるような、好きな刺激を探してあげて」
子どもは起きていようと必死。いちいち相手にしない!
「子どもが話しかけてきても、いちいち返事をせず&目を合わせず、黙って温かく見守りましょう。眉間を指でグルグルすると、反射的に目を閉じるので、眠らせるのに有効です」
教えてくれたのは
夜泣き専門保育士
清水悦子先生
しみずえつこ/赤ちゃんの眠り研究所代表。長女の壮絶な夜泣きを経験し、乳幼児の睡眠に関する勉強を開始。NHKの番組「助けて!きわめびと」に出演するなど、メディアでも活躍中。
『0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』
清水悦子/著
かんき出版
本体1300円+税