手を動かして、五感を刺激しよう tottoさんの子どもとクッキング♪ Vol.2
手先を使う、イメージを膨らませる、相手のことを思いやる……。子どもが料理から学ぶことは、大人以上にたくさん! 五感を刺激して脳を活性化するクッキングは、自宅で簡単にできる「育脳」です。おすすめは、親子料理研究家&食育インストラクターのtottoさんが提案する「こどもレストラン」。そのやり方を3回連載で紹介します。(kodomoe2017年6月号掲載)
撮影/砂原文 編集協力/仁田ときこ
STEP2 年齢に合わせた作業を提案!
年齢によってできる作業内容は変わってくるので、それぞれの年齢に合わせた作業を任せることが大切。もしできなくても、個々のペースがあるのでママはやさしく見守ってあげて。
3歳〜 ちぎる もむ
折り紙と同じ要領で野菜をビリビリ、モミモミ
細かい動きができるようになる3歳は、ちぎる・もむ作業が可能に。ママとやりたがる年齢なので、膝の上にのせて「一緒にビリビリしてみよう」や「袋に塩を入れてモミモミしたらどんな音がする?」と声がけしてあげると喜びます。
4歳〜 にぎる 割る
粘土感覚でコネコネ、卵は横にパカッ!
粘土遊びが楽しくなる4歳は、おにぎりを丸くしたり、好きな形にコネコネできるように。強くにぎればおにぎりが固くなることも学べます。卵は「横にパカッと開いてみて」と教えてあげると、殻を壊さずに上手く割れます。
5歳〜 焼く
ついに、火にトライ! 焼く音、匂いも楽しんで
5歳になったら、いよいよ火で焼く作業に挑戦! ただし、子どもの目線に火がくると危険なので、腰の位置にフライパンを置くように。そのそばをママは離れないで。はじめは食卓にカセットコンロを置いて調理するのがオススメ。
親子料理研究家・フードスタイリスト・食育インストラクター
tottoさん
とっと/雑誌や広告のフードスタイリングをはじめ、さまざまなイベントのフード出店やケータリングを行う。食育にも力を入れ、子どもがシェフになって家族をもてなす「こどもレストラン」を主宰。