「La VIOLA☆ラクサヌードル」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第百六回】
みなさまこんにちは!
いつも御覧いただいてありがとうございます♪
おいしい一杯をいただくのに
曜日や時間帯が限定されていて
私の中ではずっと「幻」だったお店がある。それが!
キホン的には夜営業の
「ラビオラ」!
お店の外には、まるで楽譜のごとく
メニュー表。
そんな店内には
壁一面にお酒が常設されていたりして!
はたから見ると「オトナの飲み屋さん」ですが、実は♪
とびきりの「ラクサヌードル」がいただけるお店なのです。
提供するヌードルは「ラクサ」1点のみ!
キッカケは、当連載の第1回にご登場いただいた
「いただきます食堂」でラクサに出会ったからなんですって!
ちなみに「いただきます食堂」も
同じく「提供するのはラクサのみ」のお店。
ラクサを愛する方々の共通項なのでしょうか笑
ラクサに出会い、魅了され
さらに「自分好み」のラクサを極め
みんなにもラクサを食べてもらいたくての開店!
いただきます食堂からの感激の涙も聞こえてくるよう。
そうして始まったお店は
店舗探し、内装などを経て
2020年11月にオープン、クリスマス前後にウワサを聞きつけた
湘南の地域密着フリーペーパー「海のちかく」から取材を受け
翌年の2月号で私は店舗の存在を知り、駆けつけようと
思ったら、コロナ!
お店はたった1ヶ月半の営業をしただけで
以来長らく一時閉店状態が続いた。それでも
同じくらいラクサを愛する私は決して諦めず
インスタのフォローをし続け待ち侘びていた、ら!
去年の6月によーやく、再開! 幻からおかえりなさい♪
多くの方からの「待ってました」の声まで聞こえるよう!
ラクサが食べられる曜日や時間帯などはインスタ
「la_viola77」でチェックしてみてね♪
「ずーっと待ってた!」そんな声まで
リアルに届けられるこの喜び。
ついに出会えたそのスープは
リッチクリーミー!
ピリでカラな中に、甘み!
この奥深さはいったいどこから?
企業秘密かと思いますが思わずお聞きしたら
「三温糖と塩麹」による甘みなのだそう。
染み入る甘さのワケがわかった気がした!
麺は、潔く
なんと春雨♪
これには理由と経緯があって。
ラクサは「飲みのシメ」でオーダーが入ることが多く、
お酒を召し上がる方はお話好きの方が多いから
なかなか食べ進めてもらえず、笑
中華麺だと伸び切ってしまうので
「ゆっくり食べられる」工夫をしたとのこと♪
オーナーの女性(どえらい美人)いわく
「ラクサ」とはシンガポールの
「麺料理」を指すのだそう。
基本の味ベースはココナッツで
ピリ辛で、エビペーストが加わったもの。
どえらい美人オーナーがさらに教えてくれた、
「シンガポールでも地域や家庭によって味は違うから
中華麺でも春雨でも『ラクサ』と言えるんです」の言葉も納得!
この一杯には、オーナーのラクサ愛と
おいしく食べてもらいたいという
優しい思いがこもっていた。
細切り野菜とともに食べると
食感もおいしい♪
バランスの取れた具沢山も嬉しい!
お店を出してくれてありがとう。
営業の再開をおめでとう!
やっと出会えた喜びを
ラスト残しの卵とともに
噛みしめた。おいしかったー!
ずっと待っててよかった♪
ごちそうさまでした!
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記