手押し相撲で、力のコントロールを身に着ける!【ヒラガコージの育脳体操遊び・3】
キャッチボールやじゃんけんぽん……何気ない遊びが、実は子どもの能力を育むのにとってもいい効果があるんです!
二児のパパであるパーソナルトレーナー、ヒラガコージさんによる「おうちの中でも楽しめて、親子でできる脳を育てる遊び」、連載第3回は「手押し相撲」です
第3回 手押し相撲で力の感覚を知る
こんにちは! ヒラガコージです。
向かい合って、相手とタイミングを合わせたりズラしたりしながら、両手で押し合う「手押し相撲」。
手押し相撲は、腕、肩、体幹、脚といった全身の関節や筋肉に力を入れることで、それぞれの関節や骨格筋の感覚(固有覚と言います)を自分自身で感じ、把握することができる遊び。
小さいうちって、力加減が分からずにお友達やきょうだいを押し倒してしまったり叩いてしまったりすることがありますよね。自分の骨格や筋肉の感覚をつかみ、力加減をコントロールできるようになるために、手押し相撲は最適です。
やり方は、お互いが立っている場所から足がズレたら負け、小さな円を描いてそこから出てしまったら負け……など、子どもに合わせてルールを決めてやってみましょう。
上体を低くすると体幹強化にも◎
上体が高いと体幹に力が入らず、腕周辺だけの小手先の運動になりやすいです。これだと全身の固有覚を刺激するのには不十分。
本人の腰がなるべく低くなるように、ママやパパは手を低くして、目線の高さをできるだけ子どもと合わせてあげましょう。
【まとめ】
木登りや遊具など自分の体を最大限に使って遊ぶ機会が減ってしまっている今の時代の子どもは「力を出し切る習慣」が少ない傾向にあります。
自分の体が「どのように力が入ると、筋肉が動くのか」を感覚的に理解するために、ぜひ親子で押し相撲をしてみましょう!
撮影/渋谷和江
ヒラガコージ
パーソナルトレーナー/柔道整復師。スポーツクラブのインストラクターを経て、フリーランスのパーソナルトレーナーに。お年寄りからアスリート、幼児まで幅広い年齢層を対象に、ダイエット、健康増進、身体機能回復を指導。4歳男の子、1歳女の子のパパとして育児もがんばり中。
Instagram: @hiragakoji0916
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