2021年5月30日

『ぼくの すごい しゅうしゅうしゃ』【今日の絵本だより 第213回】

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kodomoe本誌連載の「季節の絵本ノート」では、毎回2か月分のおすすめ絵本を15冊、ぎゅぎゅっとコンパクトにご紹介しています。
こちらのweb版では毎週、ちょうど今読むのにいいタイミングの絵本をおすすめしていきます。おやすみ前や週末に、親子で一緒にこんな絵本はいかがですか。

『ぼくの すごい しゅうしゅうしゃ』【今日の絵本だより 第213回】の画像1『ぼくの すごい しゅうしゅうしゃ』
スギヤマカナヨ/作 偕成社 1100円

ご存知ですか?
5月30日は、ゴミゼロの日。
ゴミゼロのためにはたらくくるまといえば、そう、収集車。
今回はスペシャルな収集車の絵本、『ぼくの すごい しゅうしゅうしゃ』をご紹介します。

ぼくが一番好きな車、しゅうしゅうしゃ。
車体に貼った「なんでもしゅうしゅうします」のポスターは、絵がぼくで、字はおかあさんがかいたもの。
さあ、運転席に座って、しゅっぱーつ。
「プップー、しゅうしゅう するもの ありませんかー?」
あれ、前にいるのはなんだ?
「ひっく ひゃく びょーん
 ひっく ひゃく びょーん」
バネつきおもちゃが困っています。
「しゃっくりが とまらないよう。」
さあ、ぼくのしゅうしゅうしゃの出番です。
「しゃっくり しゅうしゅう しまーす。」
車の後ろを開けて、しゃっくりをぐおんぐおんぐおんぐおん。
「しゅうしゅう かんりょう!」

しゃっくりの次はおなら、おならの次はなきごえ。
なかよしおもちゃたちの困ったあれこれを、順番に収集していたら、
「どしーん がしゃーん」
と、いじわるかいじゅうがやってきた!
でも大丈夫、ぼくにまかせて!
しゅうしゅうしゃの、スーパースイッチをオン!

収集するものも意外なら、ピンチを切り抜ける策も予想外で、大笑い。
対象年齢は2歳からですが、見返しの収集車の図解は「テールゲート」「プレスプレート」など専門用語も本格的で、少し上のお子さんにもヒットしそうです。
作者のスギヤマカナヨさんは息子さんが大の収集車好きで、ゴミ回収の日には息子さんを自転車に乗せて収集車を探して回ったことから、この絵本がうまれたのだそうです。
そう、収集車にときめく日々も、過ぎてしまえばあっという間なんですよね……。
収集車との貴重な蜜月を、ぜひお楽しみください!

 

選書・文 原陽子さん
はらようこ/フリー編集者、JPIC読書アドバイザー。kodomoeでは連載「季節の絵本ノート」をはじめ主に絵本関連の記事を、MOEでは絵本作家インタビューなどを担当。3児の母。

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