2020年7月23日

『ぼくんちのおふろ』【今日の絵本だより 第144回】

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kodomoe本誌連載の「季節の絵本ノート」では、毎回2か月分のおすすめ絵本を15冊、ぎゅぎゅっとコンパクトにご紹介しています。
こちらのweb版では毎週、ちょうど今読むのにいいタイミングの絵本をおすすめしていきます。おやすみ前や週末に、親子で一緒にこんな絵本はいかがですか

『ぼくんちのおふろ』【今日の絵本だより 第144回】の画像1『ぼくんちのおふろ』
山田美津子/作 理論社 本体1300円+税

皆さんのおうちのお子さんは、おふろ、好きですか?
それとも、なかなか入りませんか?
たかがおふろ、されどおふろ。
スムーズに入ってもらえないと、大人には意外に厄介なミッションですよね。

さあ、ここでもひとり。
「ぼく、おふろ はいらない。」
と腕組みしているのは、『ぼくんちのおふろ』の主人公。
お母さんに
「はやく はいって」
と言われても、ぼくはおふろに入らない。
だって、おふろって体を洗うのが面倒だし、キズにしみたら嫌だし、シャンプーが目に入ったら痛いし、それに、それに……。
そこへおねえちゃんが、
「おふろ ひとりで はいるの、こわいの?」
って。
「こわくない!」って言っちゃった手前、ひとりで入ることになったぼく。
「こわくない。こわくない。」
と唱えながら、かたく目をつぶってドアを開けます。
大きな声で歌いながらシャワーを浴びていたら、湯船から、誰かの歌声が聞こえてきて……!?

と、文字で書くとなんだか怖そうですが、いえいえ、実はとっても愉快なお話。
こんなサプライズが待っていたら、怖くないどころか、今日からおふろがとっても楽しみになること間違いなし。
ほわほわの湯気のせいか、ゆるんだ心のせいか、おふろはなんだか不思議なことが似合う場所。
待っていたのは一体誰なのか、種明かしはぜひ、絵本を開いてご覧ください。
作者は、kodomoe本誌でもよくイラストを描いて頂いている、山田美津子さん。
発売ほやほやの新刊、親子でぜひお楽しみください。

 

選書・文 原陽子さん
はらようこ/フリー編集者、JPIC読書アドバイザー。kodomoeでは連載「季節の絵本ノート」をはじめ主に絵本関連の記事を、MOEでは絵本作家インタビューなどを担当。3児の母。

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