子どもの「知りたい!」に、親の「伝えたい!」にも。「性と多様性の絵本」をご紹介【最新号からちょっと見せ】
性教育って、ちょっと身構えてしまう。そんなときは絵本の力に頼るのがおすすめです。 kodomoe10月号でご紹介する「性と多様性の絵本」の中から、「自分のカラダは、宝物」「おとなになるって?」がテーマの絵本をご紹介します!
自分のカラダは、宝物
たったひとつの大切なもの。
パンツのなかのまほう
4歳〜 お話を入口に、性被害を防ごう
『パンツのなかのまほう』
なかがわさやこ/作
でぐちかずみ/絵
かもがわ出版 1760円
リスさんがはなとそらに教えてくれた、「パンツのなかのまほう」。まほうどろぼうには気をつけて、もし盗まれてもすぐに大人に言うんだよ。ふたりは「わかった」と約束します。
うみとりくの からだのはなし
6歳〜 大事にしよう、ぼくの、わたしの「体の権利」
『うみとりくの からだのはなし』
遠見才希子/作
佐々木一澄/絵
童心社 1430円
うみとりくはふたごだけど、体も気持ちもそれぞれ違う。ぎゅっとしたり、なでられるのは、好き? 嫌い? 体に触れるときは、自分も相手も「どう感じるか」が何より大事。
おとなになるって?
心も体も少しずつ変わっていく。
げっけいのはなし いのちのはなし
5歳〜 優しい絵で温かく伝える
『げっけいのはなし いのちのはなし』
おおいしまな/作
ふかいあずさ/絵
みらいパブリッシング 1430円
お風呂で、お母さんの体から血が出てる! 心配するたろうに、お母さんはにっこり話します。月経は、命をつなぐ大切なもの。お話は家族の幸せ、生き方の多様性にも及びます。
編集協力/原陽子(kodomoe2025年10月号掲載)