食欲の秋におすすめ「大好き!パン屋さんの絵本」
おいしそうな食べ物が出てくる絵本はたくさんありますが、今回はパンに注目! 編集部がおすすめするパン屋さんの絵本をお届けします。
0歳~
パン選びの心躍る喜びを体験
『ぱん だいすき』
征矢清/文
ふくしまあきえ/絵
福音館書店
本体700円+税
パン屋さんに入り、バターの甘い香りの中で、いろいろなパンを1つ1つ選んでトレイに乗せていく。あの心躍る喜びを、リズミカルで優しい言葉とともに体験できる。
3歳~
ずっと遊んでいたくなる
『チリとチリリ』
どいかや/作
アリス館
本体1200円+税
「チリ チリリ」自転車をこいで出かけたチリとチリリ。森のサンドイッチ屋さんで買ったサンドイッチのおいしそうなこと! 絵本の中でずっと遊んでいたくなる、素敵な散歩のお話。
3歳~
なかよし4つぶ家族のパン屋さん
『どんぐりむらのぱんやさん』
なかやみわ/作
学研教育出版
本体1200円+税
どんぐりむらのパン屋さん夫婦は、ふたつぶの保育園児の子育て中。いつも大忙しのパパとママが、新しいパンがうまくできずに困っているのを見て、子どもたちが奮闘します。
3歳~
パンがぺちゃんこになっちゃった
『ジャッキーのパンやさん』
あだちなみ/絵
あいはらひろゆき/文
ブロンズ新社
本体1200円+税
12ひきのくまのこ兄弟、バザーのために大きなパンを焼きました。でも、末っ子ジャッキーのいたずらでぺちゃんこに。売れ残ってしまったパンを「ください」と言ったお客さんは……。
3歳~
甘いパン対辛いパン、一番は?
『くまくまパン』
西村敏雄/作
あかね書房
本体1300円+税
甘いパンをつくるのが得意なくまさんと、辛いパンをつくるのが得意なしろくまさん。ふたりではじめたお店の「一番おいしいパン」をめぐって大げんか。仲直りの妙案は?
3歳~
かまどからパンがあふれだした!
『マフィンおばさんのぱんや』
竹林亜紀/作
河本祥子/絵
福音館書店
本体800円+税
町一番のおいしいパンを焼くマフィンおばさんはいつも大忙し。ある日、手伝いの男の子のアノダッテが、マフィンおばさんを助けようと、夜中にひとりでパンを焼きはじめ……。
3歳~
ぞうのパン屋さんのサプライズ
『ぞうのびっくりパンやさん』
nakaban/作
大日本図書
本体1300円+税
森の中で、ぞうのパン屋さんが大きな玉をごろごろ転がし、花火を打ち上げた! 見とれるみんなの上にばらばらと降ってきたのは……。びっくりうれしい、くり返し読みたくなる絵本。
4歳~
誰も知らない真夜中の大冒険
『まよなかのだいどころ』
モーリス・センダック/作
神宮輝夫/訳
冨山房
本体1400円+税
ベッドから落っこちて、落ちて落ちて3人のパン屋さんが働く「まよなかのだいどころ」に降り立ったミッキー。パン生地で作った飛行機で、朝のケーキに使うミルクを取りに天の川へ!
4歳~
やきそばパンのピョンタの夢
『うれないやきそばパン』
富永まい/文
いぬんこ/絵
中尾昌稔/作
金の星社
本体1300円+税
やきそばパンのピョンタの夢は、だれかのおなかをいっぱいにすること。けれどピョンタをはじめ昔ながらのパンばかりのパン屋さんは閑古鳥が鳴くばかり。ピョンタはある決心をします。
5歳~
おばけにぴったりのパンは?
『みどりさんのパンやさん』
おおいじゅんこ/作
PHP研究所
本体1200円+税
海から山から大小さまざまなお客さんが来るみどりさんのパン屋さんは、それぞれにぴったりのパンを焼いてくれることで大人気。ある日、はらぺこのおばけがお店にやってきて……。
編集協力/南谷佳世 撮影/志田三穂子
(kodomoe2014年10月号掲載)