心理学者の杉山崇さんが提案! 子どもにゲームをやめさせるワザ
2020年5月26日

心理学者の杉山崇さんが提案! 子どもにゲームをやめさせるワザ

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なかなかゲームや動画をやめられない、何度言っても片付けられない……子どもを思うママだからこそ、注意もするし怒るし、干渉もしたくなってしまいます。でも、それはママのストレスを増やすことにも。イライラがMAXになってしまったら、ちょっと立ち止まって子ども側の目線で見てみませんか。

納得すれば自然に離れられる

子どもがなかなか言うことを聞かない、そんなときつい声を荒らげて怒ってしまいますよね。ステイホームで一緒にいる時間が増えたおかげで、今まで以上にイライラが大きくなってしまったというママも多いのでは? なぜ子どもはテレビや動画を見続けたり、時間がないのにノロノロして次の行動に移れない、などママを困らせるのでしょうか? 杉山さんに伺いました。

「幼児にはまだ時間の展望力が備わっていません。なので、今これをしないと次の予定が押してしまう、というように先を見通すことができないのです。まずはこうした子どもの特性を踏まえておきましょう。

そして、子どもが何かをやめられないときは、まだ本人の中でそれが『完結していない』ときなのです。例えば、遊びをなかなかやめずにごはんを食べない、トランプなどの勝負を何度も何度もやりたがる……そんなときの子どもは、まだ目の前のことをやり終えていない、納得できていない状態です。納得すれば自分からやめるので、本来はそれを待つことが望ましい。途中でママが『もうおしまい!』と強制終了させるのは、あまりよくありません」

心理学者の杉山崇さんが提案! 子どもにゲームをやめさせるワザの画像1

 ママの声かけは実体験に匹敵!

とは言え、毎日忙しい中で子どものペースにすべて合わせるなんて無理! どうしても子どもが言うことをきかない、そんなときは上手に『作り話』を取り入れるのがおすすめ、と杉山さん。

「作り話というのは、ウソとはちょっと違います。例えばテレビをやめられないとき、『ママのお友達でテレビを●●(子どもの名前)のようにずっと見ていたら、とっても目が悪くなってしまったという人がいるよ』などです。小さな子どもにとってはママの言葉はとても影響が大きく、小学校4〜5年生までは、親から言い聞かされたことは実際に体験したことと同等のインパクトがあると言われています。

だからこそ心がけたいのは、できるだけポジティブな声かけをしてあげてほしいという点。もちろん、子どもの健康に関わるなど“どうしても”のときは上記のような言い方でもありですが、実体験と同じレベルで子どもの記憶に残るとしたら、ポジティブな言い回しでいい経験を蓄積させてあげたいですね。

また、子どもを大切に思うあまり、その言動が目に入っていろいろ口を出したくなるママは『選択的非注意』ができるようになるとラクですよ。人間は目や耳から入ってくるあらゆる情報をすべて認識しているわけではありません。情報を取捨選択していて、不要と判断した情報を認識しない。これが選択的非注意です。子どもの言動を逐一拾わずに、あえて気に留めない。要は『ま、いっか』とやり過ごすのです。

幼児のうちはともかく、思春期になれば親の言うことはますますきかなくなります。学校や友達など、親以外の社会の中での自分の在り方を意識するようになるからです。自分で納得した上でものごとを始めたりやめたりする。これができないと、ひとつのことが長続きしません。子どもの将来のためにも、自分で納得してやめさせる、ママが子どもの言動に過敏にならない、ということを徐々に習慣化できればいいですね」

前回の「夫を味方にする方法」と合わせて、杉山先生のアドバイスを毎日の困りごとの解決に役立ててもらえたら!

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杉山崇さん
すぎやまたかし/心理学者。臨床心理士。神奈川大学教授。著書に『心理学者・脳科学者が子育てでしていること、していないこと』(主婦の友社)ほか。中学生と4歳の子どものパパ。

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