SNSを入り口にした性被害にも注意! 中学生の「性教育」で伝えたいこととは?【最新号からちょっと見せ】
赤ちゃんができるしくみ、性犯罪被害の予防、多様性を受け入れること……。成長段階ごとに伝えたいこと、伝え方について整理してみましょう。ポイントは、一度伝えたら終わりではなく、「くり返し」と「積み重ね」です。
kodomoe10月号では、子どもの発達に応じた性教育の段階をご紹介。今回は、「中学生」でどんな話をすべきか、どう伝えると効果的かをご紹介します。
中学生の性教育
スマホを持ち始めて
コミュニケーションに変化も
好きな人と付き合う子も出てくる頃。束縛、望まない性行為を強いられるなど「デートDV」が問題になる年代です。スマホの所持率も上がるため、裸の写真を送ったり(送られたり)、SNSを入り口にした性被害にも気をつけたい。
伝えたいこと
「付き合う」ということ
付き合う=好きな人の言いなりになることではありません。付き合い方は自分が決めていい。
自分を大切に
相手も大切に
どんなに仲がよくても、考えや感じていることはそれぞれ。お互いにそれを伝えあい、尊重したい。
自分の体は
世界に1つだけ
身長や体形、ルックスで悩む子も。ひとりひとり違って当たり前、自分の体は自分だけの大切なもの。
解説は……
産婦人科医
高橋幸子先生
たかはしさちこ/埼玉医科大学病院にて産婦人科、思春期外来を担当。小学校から大学、一般向けまで年間200件を超える性教育の講演を実施。性教育関連の書籍や動画の監修も多数。1児の母。
イラスト/佐藤香苗(kodomoe2025年10月号掲載)