その症状「気象病」かも。ママ&子どもでチェック!【最新号からちょっと見せ】
台風などで気圧が変わりやすい時季、体が重かったり頭が痛かったりしませんか? その症状、もしかしたら「気象病」のせいかも!?
実は体調が天気に左右されるのは、大人だけでなく子どもも同じなのです。kodomoe10月号では、気象病の原因や、体調を整えるためにおすすめの対策を天気痛ドクターの佐藤純先生に聞きました。
今の季節、「何だか調子悪い……」
ということがありませんか?
CHECK!
kids
□天気が悪いとお腹が痛くなったり、吐いたりする
□原因はよくわからないが、園や学校に行きたがらない
□ママ・パパが偏頭痛持ちである
□朝起こしても起きられず、疲れたように寝ている
□台風が来ると落ち着きがなくなり、興奮して騒いでしまう
CHECK!
mama
□天気が悪くなると、頭が痛くなってしまう
□乗り物酔いしやすく、飛行機や新幹線が苦手
□季節の変わり目に食欲が落ちてしまう
□疲れやすく倦怠感があって、体がついていかない
□ストレスに弱く、不安を感じることが多い
上記の症状、「気象病」かもしれません!
子どもも大人も天気の
よしあしが不調の原因に
天気のアップダウンが激しい季節、なんだか気分がすぐれないことや、頭痛や眠気、耳鳴りなどのトラブルに見舞われていませんか? 近年、異常気象が目立ち、猛暑日が続いたり台風が続けてやってきたり、そのせいで気圧の変化も目まぐるしくなっています。
「特に思い当たることがないのに不調を感じたら、気象病を疑ってみてください。天気が悪くなると頭が痛くなる、というのはよく聞くと思いますが、実は天気がよくなっていくときにも気圧は変化し、体に影響をもたらします。気分が落ち込みやすくなったり、じんましんや関節痛が出たり、症状もさまざまなんですよ」(佐藤先生)
しかもママが気象病の場合、子どももふたりにひとりは気象病が遺伝している可能性が高いと佐藤先生。なんとなく学校や園に行きたがらない、ということがあったら、そのせいなのかもしれません。
でも、原因が天気だとわかれば、解決策はあります。上手につきあって、体調を整えていきましょう。
教えてくれたのは
佐藤純先生
さとうじゅん/天気痛ドクター・医学博士。2005年より愛知医科大学病院・いたみセンターで日本初の「気象病外来・天気痛外来」を開設。著書に『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』(アスコム)など。
イラスト/きどふみか 編集協力/吉川愛歩(kodomoe2025年10月号掲載)