運動会の練習に。速く走るための「3つの基本の『き』」【かけっこが速くなる魔法のレッスン・2】
2学期が始まれば運動会の練習がスタートする園や学校も。かけっこで速く走れたら、きっと子どもは自信がつきます!
今回は、早く走るための、「基本の『き』」をご紹介。陸上指導のスペシャリストで「マンガ 足が速くなる! ポンピュン走法」(マキノ出版)の著者、川本和久先生に、親子で楽しみながらできる俊足レッスンを伝授してもらいました。
ポン・ピュン走法の前に…
走るときの基本の「き」
小さな子の場合、脚の動かし方の前に大事なことがあります。速く走るための、基本ポイントを確認しましょう。
1. まっすぐ前を見て走ろう
脚が遅い子は、意外と前を見て走っていない場合が多いもの。よそ見したり下を向いたり、これでは最短距離を走れません。当たり前のようですが、まず前を見て走ることを意識させて。
2. 腕をしっかり振って走ろう
腕の振りは推進力を高めるのに重要。腕を体の横で左右に振ったり、下げたままでは推進力にならないので、腕を前後に大きく振ることを教えてあげて。それだけでもスピードが変わってきます。
3. 走りやすいフォームでOK!
速く走れる理想的なフォームは確かにありますが、これは小学生以降でも十分。幼児はより自然な動きのほうが力を発揮しやすいので、子どもが走りやすいフォームでOKです。
教えてくれたのは
川本和久先生
かわもとかずひさ/福島大学陸上競技部、福島大学トラッククラブ、東邦銀行陸上競技部監督。どうしたら早く走れるかを日夜研究中。著書に「マンガ 足が速くなる! ポンピュン走法」(マキノ出版)など。
イラスト/柴田ケイコ(kodomoe2017年10月号掲載)※この記事は、2019年9月にウェブ掲載されたものを再編集しています。