子どもの目耳鼻口 素朴なギモンQ&A 「目」編
2018年6月18日

子どもの目耳鼻口 素朴なギモンQ&A 「目」編

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「目が赤い」「鼻水が垂れてる」とついつい気になる、「これって大丈夫?」な子どもの顔まわりの症状。「病院に行くほどではないかな……」と迷うことも。そんな素朴なギモンを専門の先生に聞きました。(kodomoe2016年6月号掲載)
編集協力/橘内実佳 イラスト/macco

子どもといえども安心なのは専門家

 kodomoeママたちから多くの「?」が寄せられた、目耳鼻口の症状。そもそも、何科で診てもらうべきか、どのタイミングで病院に行くべきかがわからないという声も。
 子どもの病気はまとめて小児科で、というのも間違いではありませんが、専門医にしかできないことがあることもわかりました。
「眼科では、視力、斜視の検査ができます。実は弱視だったなど、気がつきにくい眼の病気もあります。かなり小さいうちから視力検査できますので、できれば小児眼科を訪ねて」と浜由起子先生。
 上房啓祐先生も、「信頼のおける小児科があればかまいませんが、診断に『おかしい』と感じたら専門医へ。見逃されている病気が隠れている可能性もあります」と。
 ただ、子どもにとってはママが一番身近な先生。「『熱が高いけれど、元気』などという場合は慌てて病院に行かずに様子を見ても大丈夫。日頃のお子さんを知っているママの判断は、ママ自身が思っているより信頼できます」と上房先生も言います。この記事を参考に受診を検討してみましょう。

教えてくれたのは
上房啓祐先生
うえぼうけいゆう/うえぼう耳鼻咽喉科院長。帝京大学医学部卒業後、埼玉県立小児医療センター勤務などを経て現職。さまざまな中耳炎や小児特有の疾患の治療を数多くこなす。

浜由起子先生
はまゆきこ/日本橋はま眼科クリニック院長。杏林大学医学部卒業後、国立成育医療センターなどを経て現職。小児眼科が専門で、わかりやすく丁寧な診察が子どもたちにも人気。

近視、弱視なども気になります

テレビや本を長く見ていると、
目は悪くなりますか?
(まきまき/2歳女の子ママ)

 目の緊張が続くと近視が進行。視力が落ちる原因に。

 2歳は眼の発達期なので、テレビを見て視力が落ちるということはありませんが、その習慣が続くと、6歳になる頃には目の緊張が続いて近視の原因に。
 でも「見るな」と言っても無理な話。近くを見たあとは遠くを見るようすすめましょう。寝る前に夜空を眺めたり、天井を見るだけでも目の緊張はほぐれます。
 また、近視は遺伝するそう。両親が眼鏡をかけている家庭では、子どもも眼鏡になる可能性大。両親は目がいいのに子どもだけ眼鏡という場合は、よほど目を酷使している証拠。生活を見直して。

 

スマホやタブレット。
どのくらいなら見せていい?
(るんちゃん/4歳男の子ママ)

 長くて15分まで。脳や体の発達にも影響する可能性が。

 スマホやタブレットなどからはブルーライトという青色光が出ています。太陽も発している光で、体内リズムを作る上で大きな役割を果たしますが、寝る前にブルーライトを浴び続けるとリズムが崩れて眠れなくなり、脳の発達や成長ホルモンにまで影響する可能性があります。寝る前のスマホは避けましょう。

 

いつも近づいてテレビや本を見ています。
これって近視?
(とらどら母/6歳&3歳男の子ママ)

 近視ではなく、遠視や弱視の可能性が。まずは眼科で検査を。

「近づいて見る」というと近視のイメージがありますが、単に興味があるだけかもしれません。テレビに近づいていたら、一度、後ろに移動させ、様子を見てみましょう。ぐずったり、嫌がったりするようなら見えていない可能性があります。また、片目ずつ隠し、「どっちが見える?」と聞いてみてください。片目のみに症状がある場合も。
 また、極端に近づいていると、遠視も考えられます。弱視は普通に生活できるくらいには見えるので3歳児検診では見落とされやすく、発見が遅れるケースもあります。「変だな」と思ったら眼科で検査しましょう。

 

部屋を暗くして寝る前の絵本の読み聞かせ。
目への影響は?
(ゆいかはは/6歳女の子ママ)

 残念ながら、視力がダウン。読み聞かせは目を閉じて。

 寝る前の絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションとしてはとてもいい習慣です。ただし、絵や字を見せるのはNG。寝る前に目を使うと、目が緊張したまま眠ることになります。寝ている間は緊張がほぐれにくいので、読み聞かせするなら、寝る30分以上前にするか、目を閉じさせて絵や文字を見せずにどうぞ。

 

光をまぶしがるので、
外ではサングラスをかけさせてますが……?
(みっちー/3歳女の子ママ)

 まぶしいことも大切。サングラスは不要です。

 まぶしがるのは普通のこと。また、目の成長において、明るさと暗さを感じさせるのは大切なことです。5分もしないうちに、気にせず遊びに夢中になっていれば問題ありません。ただ、多くはありませんが、逆さまつげで目に傷がついたり、斜視でまぶしいと感じているケースも。「まぶしい!」を連発する場合は一度、眼科へ。

こんなときは病院へ

 目ヤニや充血

→結膜炎
他人に移る感染性のものやアレルギー性、外傷性など、結膜炎はいろいろで、症状もさまざま。プールで感染することもよくあるので、入る前に眼科へ。

 目をかく

→花粉症、アレルギー
絶えず目をかくのは、花粉症やアレルギーが原因と考えられ、病院での検査がおすすめです。

→逆さまつげ
逆さまつげが原因の場合、大きくなれば治まることも多く、成長を待っても。ただ、目に傷がついている場合もあるので、一度は眼科へ。

 目を細めて見る

→近視
「近づいて見る」と、基本の考え方は同じ。目を細めるとピンホール効果で、近視でも見えやすくなります。毎日、目を細めているなら眼科へ。

 

目薬を上手にさそう!

目を開けたまま、目薬をさそうとしても子どもは怖がります。そこで、歯を磨いてあげるときのようにゴロンと寝かせてママの膝に頭をのせ、両目をつぶらせて。そして「あっかんべ」するようにして下まぶただけ下げ、そこに目薬を。それも無理なら寝ているときに、同じようにして目薬をさせばOK。目薬は少しでも入れば効果あり。 

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