PTAをやって、ラッキー?イラストレーター山田美津子さん編【PTAってホントはどんなところ?・5】
学校のPTAや、幼稚園・保育園の保護者会って、大変そうなイメージで尻込みしがち。
経験者が語るPTAのリアルとこれからについて熱く迫る『PTAってホントはどんなところ?』。メディアで活躍するプロによるPTA体験談、今回はkodomoe本誌でもおなじみの絵本作家・イラストレーター山田美津子さんの体験談をご紹介します!
PTAをやって、ラッキ―?
転校先で顔見知りが増えました!
絵本作家・イラストレーター
山田美津子さん
やさしくかわいい画風で、子どもやママ向けの本や雑誌を中心に活躍。15歳女の子、11歳男の子のママでもあり、保育園ではクラス役員を2回と父母会連合会長、 小学校では学級委員2回(うち1回は環境保体部の活動も)を歴任。
転校先のしきたりを知らず
気づけば2度の学級委員に
小学校を転校するたびに、学級委員を任された山田さん。前の学校でのPTA経験がカウントされず、複雑な思いを抱えていたそうです。
「最初に転校した学校は、クラス替えがない年は、先生の指名か懇談会で決めるという方法でした。そうとは知らず懇談会に出席したところ、参加者がたったの5人。そのうちPTAをまだやっていない人がわたしを含め2人だったので、自動的に次年度の学級委員になるしかないという状況に。
2校目は、引っ越してまだ数か月で知らない人ばかりだったのに、名簿に〇をつける選挙で学級委員に選ばれてしまい……。わたしのことも知られてないのになぜ? と、一瞬怖くなりましたが、後から、名簿の最初か最後の人が選ばれることが多いと知り、少し安心しました。
でも、顔見知りのお母さんが増えると単純に楽しくなりますし、学校へ行くのが苦痛でなくなりましたね。転校先で早々にPTAに当たり、ラッキーだったなと、前向きに考えて取り組めました」
『お母さん、だいじょうぶ?』
やまだみつこ/著
大和書房 本体1200円+税
子どもと二人でいると、ちょっとおかしなことをしてしまう。小心者なお母さん、みつこさんが、はじめての出産、育児のことを描いた面白エピソード満載の育児コミックエッセイ。
イラスト/山田美津子 編集協力/田所佐月(kodomoe2019年6月掲載)