子どもの正しい靴選び 足にいい靴履かせてますか?前編
これが「足にいい靴」です
動きをきちんとサポートしてくれる靴って?
靴選びの際に、必ず押さえたいポイントをチェックしましょう!
甲にベルトがある
足の甲の高さに合わせて靴をフィットさせるためには、甲にベルトのあるタイプがマスト。ベルトの本数が多いとよりホールド力が高い。
かかとがぴったりフィットしている
歩くときにはかかとから足を着くため、かかとがきちんとフィットしていることが重要。靴に足を入れ、かかとの丸みに沿ってきちんと支えられているか確認。
中敷きがある
中敷きを靴から出して足をのせてみると、サイズが合っているかどうかを確認しやすい。また、左右の足のサイズが違う際なども、中敷きで調整できる。
靴底の安定がいい
ソール(靴底)がしなっていたり、安定の悪いデザインの靴は、転びやすくなって危険。足を入れずにかかとから靴を置いてみて、グラつきがなくピタっと止まるかを確認して。
つま先に0.7〜0.9cmのゆとりがある
つま先が靴に当たるようでは小さすぎ。かかとをしっかりフィットさせ、靴下を履いた状態で、1~2歳はつま先に0.7cm、3~6歳は0.9cm程度の余裕があるのがベスト。履いた状態で分かりにくければ、中敷きで確認を。
年齢別 ベストな靴の形
1歳
不安定な足首のぐらつきを
支えるミドルカットが◎
歩き始めたばかりでまだ足首が安定しておらず、足裏をぺたぺたと着けて歩く時期。足首まである靴でグラつきをサポートしてあげて。
2歳以上
足首が自由に動く
ローカットがおすすめ
活発に動けるようになる2歳以降は、足首の自由な動きを妨げないローカットの靴を。足をたくさん動かすほうが筋肉の発達にも◎
「正しい靴の履き方」 3stepをマスター
©︎吉村眞由美 ©︎CMayumi YOSHIMURA
1. 足を入れてかかとをトントン
靴に足を入れたら、かかとを地面に着けて「トントン」と軽く打ち付け、かかとをフィットさせる。
2. 両側をぎゅっと寄せる
靴の両側を片手で挟み、ギュッと中心に寄せて、甲まわりを足にフィットさせる。
3. ベルトを思いきり引っ張って止める
反対の手でベルトを持ち、ギュッと思いきり引っ張ってしっかりと留める。ややきついくらいでOK。
これは×です!
手を使わずスポッと脱ぎ履きできる
履いたり脱いだりが簡単な「スリッポン」状態は、足にフィットしていない証拠。履くときはベルトを締め、脱ぐときは外す、を習慣に!
つま先をトントンする
フィットしているべきはつま先ではなく、かかと。つま先が詰まっていると安定感が悪い上、足指が動かしにくいため、歩きにくい。
靴のかかとを踏む
かかとがないスリッパ状態では、靴の役割を果たしません。また、かかとを踏むと靴が変形し、フィット感も低下。