体ぽかぽか&心スクスク HAPPY! 親子お風呂 後編
あわただしい一日の中で、ママもパパも子どももホッとできるのがお風呂の時間。
体をきれいにするだけでなく、子どもの体と心をはぐくみ、
親子のコミュニケーションにも最適な「親子お風呂」をナビゲート!(kodomoe2015年2月号掲載)
イラスト/ミヤギユカリ
安全面にも気をつけて!
親子お風呂の入り方ポイント
楽しいことがいっぱいのお風呂ですが
思わぬ危険も潜んでいます。注意すべきポイントを
ママもパパもしっかり押さえておきましょう。
食前・食後の30分は入るのを避けて
食べたものを消化する際に、血液は胃へと集まります。お風呂に入って体が温まると血液が全身をめぐり、胃に集中しにくくなるので消化不良の原因に。食事の前後30分は、お風呂に入るのを避けるようにしましょう。
かけ湯で汚れを落としてから入ろう
バスタブに入る前には、かけ湯をして体の汚れをザッと落としてから入るのがエチケット。子どものころから身に付けさせたいですね。体を湯の温度になじませる意味もあり、心臓から遠い足先から順に、上半身へとかけていきます。
ママが髪や体を洗っているときも子どもから目を離さない
ママやパパが体や髪を洗うとき、湯船につかっている子どもから目を離すと溺水の恐れがあり危険。じっくり体を温めてからバスタブの外に出しておきましょう。その際、バスタブのフチやフタに腰掛けさせると落ちる可能性があるので、決してやらないで。
お湯はぬるめで、子どもはおへそまでつかればOK
子どもはお湯が熱いと長く入れず、短い時間だと体の芯まで温まることができません。38~40℃のぬるめのお湯で20分程度入ると、みぞおちくらいまで浸かっているだけでも全身が温まります。肩まで無理につからせる必要はないので、ゆっくり入ることが大事です。
かぜのときでも熱がなければ入ってOK
かぜを引いていても熱がなく、子どもが入りたがる場合は入浴OK。その際は手短に、入浴後は湯冷めに注意して、髪の毛もしっかり乾かして。熱があったり、感染症で抗生物質を飲んでいる場合は入浴は控え、かかりつけ医に相談しましょう。
使用後は必ず湯船のふたを閉めて
ママやパパが知らない間にお風呂場に子どもがひとりで行き、溺れてしまうというケースがあります。お風呂を使い終わったら必ずバスタブのふたをきちんと閉めておきましょう。水を抜き、浴室の入り口の、子どもが届かない高さに鍵を付けるとより安全。