2017年6月20日

こんな声かけしていませんか? 子どもを伸ばしたければ「ほめすぎない」!

触れ合って共感するのが何よりも大事なこと


「私もふたりの子どもを育てた経験があります。職場である大学に連れていき、子どもを教室の床に置いて授業したことも何度もありました。仕事をしながらですから、こちらにも余裕などありません。もちろんよくしかりました。
でも、ひとつ、大切にしていたことがあります。それは子どもと触れ合い、『共感』すること。他人の気持ちに共感し、相手の視点を想像できるようになれば、人として間違えた方向には進みません。今は人の意見を聞かず、否定してしまう自己中心的な人が増えてしまったように感じます。なんでも『それでいいよ』、ちょっとしたことでも『えらいね』などと安易にほめられて育ったせいもあるのではないでしょうか。
しかるときは、きちんとしかり、ほめるときは、理由を添えて心からほめる。親は、そんな心構えが大切だと思います」(榎本先生)

教えてくれたのは
榎本博明先生
えのもとひろあき/心理学博士で、現在、MP人間科学研究所代表。著書に『ほめると子どもはダメになる』(新潮社)など多数。
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