
正しい英語はネイティブスピーカーから習うほうがいい?語学教育の噂を検証!
子どもにやらせたい習いごとで常に上位に入るのが、英語です。「これからは英語くらいできなくちゃ!」とは思うけれど、早く始めないと手遅れ? 巷にあふれる語学教育の都市伝説を検証します! 今回は「ネイティブスピーカーから習うほうがいい?」です。
語学教育、ホントのところ
正しい英語を身に付けるには
ネイティブスピーカーから習うほうがいい
英米の英語=正しい英語ではありません。
英語を通して多様性を学んで
北米やイギリスなどに住む人の話す英語が、正しい英語という考えが根強くありますが、世界で英語を使う人口は、英語を母語としない人のほうが圧倒的多数です。発音やアクセントなども実にさまざま。これからは、英語の多様性に柔軟に対応できる力が求められます。
教えてくれたのは
久保田竜子先生
くぼたりゅうこ/カナダ・ブリティッシュコロンビア大学教授(応用言語学)。公立中学・高校の英語教諭を経て、トロント大学で博士号を取得。著書に『英語教育幻想』(筑摩書房)など。
イラスト/うすみ(kodomoe2023年4月号掲載)※こちらの記事は2023年4月にウェブ掲載した記事を再編集しています。