運動会や遠足、お出かけに心躍る行楽弁当はいかが? 前日30分、当日1時間で完成!「いなりそうめん弁当」
行楽の秋。運動会に遠足、そして連休には家族でおでかけと、イベントが目白押しです。簡単なのに華やか、開けた瞬間心躍る行楽弁当で、秋を楽しく過ごしませんか? 今回は、「いなりそうめん弁当」をご紹介。前日~当日の手順をチェック!
※電子レンジの加熱時間は600Wのものを目安にしています。材料はすべて3~4人分です。
前日30分、当日1時間で完成!
家族が集まる日の行楽弁当
「いなりそうめん弁当」
行楽弁当は前日に準備を進めておけば、当日は慌てません。時間が経ってもおいしさをキープするコツ、お教えします! 今回は、ビタミンカラーの食材を使って見栄えよく「いなりそうめん弁当」の作り方をご紹介します。
いなりそうめん&いなり卵
油揚げの味付けはレンチンにお任せ。
【材料】
油揚げ…9枚
A しょうゆ、砂糖…各大さじ3
みりん…大さじ2
水…150mL
そうめん…1束(約100g)
B 大葉(粗みじん切り)…5枚
白いりごま…大さじ1
ごま油…大さじ1
ゆで卵…4個
ミニトマト…5個
冷凍枝豆…50g
【前日】
1、油揚げは2等分に切り、中を開いて大きめの耐熱ボウルに入れ、たっぷりの熱湯を注ぐ。ラップを密着させるようにかけて電子レンジで約5分加熱する。ザルにあげて流水で粗熱を取り、水けをしっかり絞って油を抜く。
2、1のボウルをさっと洗い、水けを絞った油揚げをきれいに並べ、Aを加える。ラップを密着させ、電子レンジで約5分加熱する。粗熱が取れたら上下を返して、冷蔵室に一晩置く。
3、鍋に湯を沸かし、そうめんを表示通りにゆでる。流水で洗って水けを切り、別のボウルに入れる。Bを加えて混ぜ、冷蔵室に一晩置く。
【当日】
1、冷蔵室に入れておいた油揚げの煮汁を絞り、口を開いて内側に1cm折り込み、そうめんを30g、枝豆数粒を入れて半分に切ったミニトマトのせる。これを9個作る。
2、残りの油揚げにゆで卵を包んで約10分置き、半分に切る。適量を弁当箱に詰める。
POINT
そうめんは油と和えておくとくっつかないので、前日にゆでておけます。豚肉は前日に塩を振ると水けが出てしまうので、こしょうのみで。
野菜の肉巻き
甘じょっぱい味がクセになる。
【材料】
豚ロース肉薄切り…12枚
にんじん(細いせん切り)…1/2枚
いんげん(ヘタを切り落として半分に切る)…9本
こしょう…少々
A しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
しょうゆ…大さじ1と1/2
みりん…大さじ1
砂糖…大さじ1/2
片栗粉…大さじ1
【前日】
豚肉2枚を少し重ねるようにして並べ、こしょうを振ってにんじん、いんげんをのせて巻く。残りも同様に作る。
【当日】
耐熱皿によく混ぜたAを入れ、片栗粉を薄くまぶした肉巻きを綴じ目を下にして並べ入れる。ふんわりラップをかけて電子レンジで約8分加熱し、そのまま約2分置き、タレを絡める。粗熱が取れたら3等分に切る。
ブロッコリーとマカロニサラダ
マヨネーズベースの定番サラダ。
【材料】
ブロッコリー…100g
マカロニ…50g
コーン缶(ホール)…50g
A マヨネーズ…大さじ3
わさび…小さじ1/2
塩、こしょう…各少々
【前日】
鍋に水、塩適量(塩水濃度1%になるようにする)を入れて沸かし、マカロニを表示通りにゆでる。ゆで上がる約1分前に小房に分けたブロッコリーを加えて湯切りし、ザルにあげて粗熱を取り、冷蔵室に一晩置く。
【当日】
ボウルにAを入れてよく混ぜ、ゆでたマカロニ、ブロッコリー、水けを切ったコーンを加えて混ぜる。
フライドスイートポテト
箸休めになるほっこりスイーツ。
【材料】
さつまいも…1本(約200g)
揚げ油…適量
A グラニュー糖…大さじ1
シナモンパウダー…小さじ1/4
【前日】
さつまいもは皮ごと長さ約10㎝に切ってから、7mm角の細切りにし、水にさらしてあくを抜く。一度水を切って保存袋に入れ、新しい水を加えて冷蔵室に一晩置く。
【当日】
さつまいもの水けをしっかり押さえる。フライパンに高さ1.5cmまで油を注いで170度に熱し、さつまいもを2~3分揚げる。バットにあげて油を切り、Aをまぶす。
お重の詰め方レッスン
コツをつかめばお重の詰め方も簡単です。
一辺の長さが15~18cmのものが使い勝手がいいですよ。
1、下の重にごはんものやめんものを詰める。
下の重にはおにぎりなどを入れます。混ぜごはんやちらし寿司などを入れる場合も同様です。
2、上の重の中央にメインのおかずを詰める
軸になるように、一番ボリュームがあるメインのおかずを中央に。
3、サブおかずを詰める
↓
1人用弁当箱
1人分のお弁当を詰める際は、まずごはんものとメインおかずを先に詰めてバランスを取りましょう。
教えてくれたのは
上島亜紀さん
かみしまあき/料理研究家。自宅にて料理教室を主宰。息子さんの大学卒業まで約10年、弁当を作り続けた経験を活かした、子どもウケ抜群のレシピに定評がある。著書多数。新刊は『丸ごと野菜の使い切りレシピ』( Gakken )。
撮影/砂原文 スタイリング/阿部まゆこ(kodomoe2023年10月号掲載)