運動会の練習に! どんな子でも速く走れる「ポン・ピュン走法」【かけっこが速くなる魔法のレッスン・1】
もうすぐ新学期。さっそく運動会の練習が始まる園や学校も多いかもしれません。
かけっこで速く走れたら、きっと子どもは自信がつきます。陸上指導のスペシャリストで「マンガ 足が速くなる! ポンピュン走法」(マキノ出版)の著者、川本和久先生に、親子で楽しみながらできる俊足レッスンを伝授してもらいました。
どんな子でも速く走れる!
「ポン・ピュン走法」
脚の速さは、歩幅と脚の回転数で決まります。地面を脚で押す反発力=ポン、前に飛び出す力=ピュン。
この2つを意識した「ポン・ピュン走法」は、脚の回転を速くして歩幅を広げるので、飛ぶように速く走れるのです。
「ポン」と「ピュン」を
意識するのがポイント!
地面に大きな力を加えると、その力の分だけ逆方向に跳ね返る。その反発力を大きくすることがポイント!
「ポン」で得た力をバネに、前に飛び出す推進力が「ピュン」。足の回転を速くして、ぐいぐい前に進もう!
走る練習を通して
がんばる力が身につく
速く走れるのは生まれ持った才能、と思っている人も多いのでは?
「いいえ、最適な走り方ができれば、誰でも俊足になれます。」と話すのは、『マンガ 足が速くなる! ポンピュン走法』の著者で陸上競技部の監督などをつとめる川本和久先生。
「足が速い子と遅い子の違いは、“足を速く動かす感覚” を知っているかどうか。その感覚を知り、何度も反復練習すれば、自分のものにできるのです。私が考案した『ポン・ピュン』走法で、ぜひその感覚を身につけてください。そして、大事なことは結果そのものよりも、そこにいくまでの努力。それが心と体をはぐくむのに大いに役立つはずです」
教えてくれたのは
川本和久先生
かわもとかずひさ/福島大学陸上競技部、福島大学トラッククラブ、東邦銀行陸上競技部監督。どうしたら早く走れるかを日夜研究中。著書に「マンガ 足が速くなる! ポンピュン走法」(マキノ出版)。
イラスト/柴田ケイコ(kodomoe2017年10月号掲載)※この記事は、2019年9月にウェブ掲載されたものを再編集しています。