書店員さんが推す絵本「大人も楽しめる絵とお話」「自分とまわりを大事に」【最新号からちょっと見せ】
kodomoe6月号「書店員&絵本専門士が推す30冊 『今、読むべき絵本はコレ!』」では、絵本に詳しい3人が、今こそ注目したい絵本や作家をご紹介。kodomoe webでは、その中から、書店員さんふたりのコメントと一緒に、「大人も楽しめる絵とお話」「自分とまわりを大事に」絵本を、ちょこっとご紹介します♪
ひとりで読んでも子どもと読んでも
大人も楽しめる絵とお話
ママパパが大好きなものを選べば読み聞かせがもっと楽しく♪ 大人にとっても楽しめる絵本は、親子時間をより充実させてくれます。
この2人がご紹介!
佐野 瞳さん
さのひとみ/紀伊國屋書店 流山おおたかの森店で児童書を担当。もともと絵本が好きで、イラストを学んでいた経験も。児童書売場に携わって17年目。6歳女の子ママ。
辻󠄀 由美さん
つじゆみ/書房すみよし武蔵中原で児童書を担当。前職で在籍していた書店を含め、児童書担当歴は通算7年。出産を経て絵本にますます興味がわくように。4歳男の子ママ。
『あつかったら ぬげばいい』
2歳~
ぎゅっとかたくなった心をゆるめたいときに
『あつかったら ぬげばいい』
ヨシタケシンスケ/作 白泉社 1100円
「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」。老若男女からのさまざまな問いへの答えに、ニコニコしたり、気持ちが軽くなったり。
『おすしが あるひ たびにでた』
2歳~
ワクワクが止まらない 大人気写真絵本第2弾
『おすしが あるひ たびにでた』
田中達也/作 白泉社 1430円
列車は巻きずし、岩山はじゃがいも。身近なものが次々と登場する「みたて」の世界で、マグロのおすしがおすシティを目指して旅へ。
「アートが好きな大人の方からの人気も高いんですよ」(佐野さん)
絵本なら大切なことも伝えやすい
自分とまわりを大事に
子どもに関する気になるニュースが多い昨今、正しい知識を身につけることが欠かせません。そのきっかけになる絵本があります。
『あぶないときは いやです、だめです、行きません
子どもの身をまもるための本』
5歳~
子どもがひとりで出歩き始める前に
『あぶないときは いやです、
だめです、いきません
子どもの身をまもるための本』
清永奈穂/文 石塚ワカメ/絵
岩崎書店 1430円
あぶない人は、どんな人? あぶない目にあったら、どうする? 子どもが自分の身を自分で守る方法をわかりやすく教えてくれます。
『アイ ラブ みー
じぶんをたいせつにするえほん』
5歳~
じぶんの からだは どうなってるの?
『アイラブみー
じぶんをたいせつにするえほん』
オバック/絵 たけむらたけし/文
新潮社 1760円
みーは考えます。「なんで ぱんつを はいてるんだろう?」。それは自分のだいじなものを守るため。じゃあ、だいじなものって?
「Eテレでおなじみのキャラクターの性教育の絵本です」(佐野さん)
編集協力/菅原淳子(kodomoe2024年6月号掲載)