入園までに身に付けなくてもいいこと。「遊び食べ」は大丈夫？【最新号からちょっと見せ】
初めて親子が長い時間離れることに不安が尽きない人も多い入園前。kodomoe4月号では、「プロに聞きました！ 身構えなくても心配なし！ 入園・入学までにできなくても大丈夫な『10』のこと」として、入園までの4つのできなくてもいいこと、入学までの6つのできなくてもいいことをご提案しています。
今回は、その中から、「入園までに身に付けなくていいこと」をちょっと見せ。読者のみなさんに聞いた体験談もご紹介します。
遊び食べしていても大丈夫
Q：家でのごはんでは、遊び食べが増えてきた2歳児。外ではいい子に食べているようですが、園ではどうなるか……。心配になります。（まめぽろんさん／5歳&2歳女の子ママ）
A：このくらいの年齢の子どもが遊び食べをしたり、食事中に立ち歩いたりするのは、単純に噛むのに疲れているからです。顎の筋肉がまだ発達中の子どもにとっては、毎回の食事を食べ終えるのはなかなかハード。だから、食事の途中で遊んだり、立ち歩いたりして見えるのは、実は子どもたちにとって休憩タイムなんですね。体の発達とともに自然と食事に集中できるようになりますよ。
体験談：好き嫌いがあっても、園ではお友達と一緒なので、つられながらよく食べているみたいです。家では相変わらず食べないこともありますが、園で食べてくれるならひと安心です。（みさきさん／7歳男の子ママ）
読者のみなさんに聞きました
できなくても大丈夫だったこと～入園編～
ほかにも「身に付けなくても大丈夫！」だった体験談を紹介。入園してからできるようになること、たくさんあるようです。
あれもこれもと、初めての入園のときは義務感に駆られてしまっていましたが、幼稚園はたいていのことができていなくても何とかなりました。先生と一緒にひとつずつ身に付けていきます。親も子も登園するだけで十分えらいです！（追分さん／7歳男の子、4歳女の子ママ）
上の子が、どんなに言い聞かせてもお友達とおもちゃを譲り合って遊ぶことができなくて不安でした。ところが入園してみたら、先生とお友達との関わり合いを通して、仲良く遊べるようになっていました。（たけさえまるさん／5歳男の子、3歳女の子ママ）
教えてくれたのは
青山誠さん
あおやままこと／上町しぜんの国保育園副園長、ののはな文京保育園アドバイザー。著書に『ニューロマイノリティ』（北大路書房）、『あなたも保育者になれる』（小学館）ほか。
イラスト／うすみ（kodomoe2024年4月号掲載）
kodomoe4月号では他にも、「オムツは外れていなくても大丈夫」「身の回りのしたくできなくても大丈夫」などをご提案。
「入園・入学までにできなくても大丈夫な『10』のこと」は、kodomoe4月号でお楽しみください！
