プラスあと1品!のお助けメニュー。食べる時間で効果が上がる!「ちくわの磯マヨ」&「納豆丼」
ごはんや肉、魚。定番の食材も「いつ」食べるかによって、子どもの脳や体への効果が異なるのを知っていますか? kodomoe10月号では「時間栄養学」を使って、子どもをより健康に育てるレシピをご提案。その中から、「あと1品+したいときに! お助けメニュー」をご紹介します。
電子レンジは600Wのものを目安にしています。
WHAT’S
時間栄養学?
どんな食材をどれだけ食べるかではなく、「いつ」食べるかに着目した、新しい栄養学です。同じ食事でも、朝と夜では、体への効果が異なります。せっかくごはんを作るなら、子どもの体に良い作用を及ぼす時間帯に食べさせたいですよね!
あと1品+したいときに!
お助けメニュー
運動会やテストの前など、がんばりたい日にプラスしたい特別メニューを紹介します。
運動した日の夜ごはんに
ちくわの磯マヨ
運動後は、筋肉を補修するたんぱく質が必須。
たんぱく質・ビタミンB群
ちくわは低脂質高たんぱく。塩分が含まれているので
味付けはシンプルにして、青海苔で食べやすく。
材料 2人分
ちくわ(幅1cmの斜め切り)…4本
マヨネーズ…小さじ2
青海苔…小さじ1/2
作り方
フライパンにマヨネーズを入れて中火にかけ、少し溶けてきたらちくわを加えてさっと炒め、青海苔をまぶす。
集中力をアップさせたい日に
納豆丼
疲労回復や記憶力アップに効果のある栄養素を。
炭水化物・たんぱく質・レシチン
納豆は記憶力&思考力に効果のある「育脳ごはん」♪
たくあんを加えて噛む回数を増やすとより集中力アップ。
材料1人分
ごはん…茶碗1杯分(約150g)
納豆…1パック
たくあんなど好みの漬けもの(粗みじん切り)…30g
しょうゆ…少々
白いりごま…適量
作り方
納豆と漬けものを混ぜてごはんにのせ、しょうゆ、ごまを振る。
たんぱく質……筋肉・皮膚・内蔵・血液など体を構成する細胞の主成分。
炭水化物……身体活動を支えるエネルギー源。脳の成長に欠かせない。
ビタミンB群……炭水化物の中に含まれる糖質をエネルギーに変える。
レシチン……副交感神経の刺激を脳に伝え、記憶力や学習能力を高める。
教えてくれたのは
大島菊枝さん
おおしまきくえ/管理栄養士、フードコーディネーター。大豆イソフラボンの研究職、飲食業を経て現在の道へ。著書に『一生太らない食べ方習慣 朝ごはんはすごい』(ワニブックス)など。
撮影/キッチンミノル スタイリング/阿部まゆこ (kodomoe2022年10月号掲載)