マスクかぶれの正しい対策をレクチャー!withコロナで増える肌トラブルとは?【最新号からちょっと見せ】
感染防止のためには欠かせないマスクですが、それが原因で新たな肌トラブルが起きています。kodomoe2021年2月号では「肌トラブル&アレルギーガイド」を特集。引き続き新型コロナウイルス感染症が気になるママパパに向けて、小児科&アレルギー科専門ドクターが、正しい対策をレクチャーしてくれます。
kodomoe webでは、その中から「マスクかぶれ」についてご紹介します。
マスクかぶれ
摩擦や蒸れによるダメージで、赤みやブツブツが……。
主な症状
マスクが当たる部分
赤み、かゆみ、湿疹、吹き出物(ニキビ)
ゴムが当たる耳後ろ
赤み、炎症、痛み
頬や口の周り、唇、耳の後ろなどマスクやゴムの繊維が触れるところに、摩擦で炎症が起きます。また、蒸れて雑菌が繁殖し、毛穴がつまると吹き出物の原因に。
対策
肌に負担の少ないマスクを見つけて
マスクは清潔なものをつけること。メーカーによって素材や形状、肌触りなどが異なるため、いろんなマスクを試して自分に合うものを見つけましょう。摩擦対策で保湿クリームや唇にワセリンを塗るのも有効。
マスクのつけ方を工夫して、
耳後ろのかぶれを防止
ひもに輪ゴムなどを継いで延長し、耳の後ろで結ぶ、ヘアクリップで髪の毛に留めるなど、肌に直接当たらないような工夫を。マスクがずり落ちなければ、つけ方は自由です。
国立成育医療研究センター
アレルギーセンター長
大矢幸弘先生
おおやゆきひろ/名古屋大学医学部卒業。日本小児科学会および日本アレルギー学会専門医・指導医。 編監修書に『子どものアレルギー アトビー性皮膚炎・食物アレルギー・ぜんそく』(文藝春秋)。
イラスト/かわべしおん