【我が家のおこもり日記・吉川愛歩さん】休校・休園、リモートワーク。家の過ごし方、1日のスケジュールを公開!
新型コロナウイルスの影響で、新学期が始まらず、親子で家にこもる日々が続いている、という方も多いと思います。テレワークで仕事をしながら3食のごはんに家事のやりくりが大変、また、子どもの学習も気になるし、家の中での遊ばせ方もマンネリで……など、ママも子もストレスをためこんでしまいがち。でも、こんなときだからこそ、家での時間を楽しく快適にしたいですよね。
そこで、kodomoe web編集部が、気になるママたちに緊急取材。親子でこもる日々を、どんなふうに工夫して過ごしているの? 参考になるアイディア、役に立つヒントがあるかもしれません。ということで、短期連載、「我が家のおこもり日記」がはじまります!
フード&ライター 吉川愛歩さんの「おこもり日記」
1回目を担当します、フード&ライターの吉川愛歩です。この春から中学生になる12歳の娘と、4歳の保育園児がいる我が家は、短縮して行われた卒業式と、延期になったままの入学式のあいだで、なんだかちょっとぼんやりした毎日。
わたしの仕事は、ライターとして取材や撮影に行くことと、料理家として料理をすることなのですが、取材や打ち合わせはリモートになったり延期になったり。料理撮影は自宅で自分で撮影するのがメインになり、つまりひとりで原稿を書いてひとりで撮影するという、さみしい日々。4月に入ってからは外出することが減ったので、4歳児も保育園を休ませることにしました。
それでは、そんな我が家の(食べ過ぎな)暮らしをご紹介します。
<7:00>
子どもたちがわさわさと起きはじめる時間。普段より1時間も遅いのは、若干夜型に傾いているせい。朝ごはんを食べさせて洗濯して掃除機かけたら、「ラジオ体操の音楽かけて!」と子どもたち。運動不足のせいなのか、毎朝ラジオ体操をすることになったらしい。この音楽を聴くと急に夏休み感満載。みんなで体操して台所の片づけをしたらリモート会議がはじまるので、子どもたちは子ども部屋へ。
<9:00>
リモート会議、実は全然馴染めない。どうしても声が途切れてしまう瞬間があるし、自分の声がどのくらいの音量で聞こえているのかがわからず、やっぱり隣にいて話しているのとは違う。事態が落ち着いたら、用事がなくてもいろんな人に会いに行きたいなあ、としみじみ思うのでした。
しかも隣の部屋から、ドタバタ子どもたちが飛んだり跳ねたりケンカする声が聞こえてきて落ち着かない……! 何をしていたのか聞いたら、ふたりで学校ごっこをしていたらしい。ずいぶん激しい学校だこと。
<11:00>
会議が全部終わったので、ちいさな庭にテーブルと椅子を出して遊び場づくり。マンションのベランダくらいの広さしかないけど、ハーブを植えたり、ちょっと土遊びができたりする貴重なスペースです。
家遊びの時間が多くなったので、わたしから子どもたちに何かと提供を。12歳には、わたしが小学生のときハマっていたティーンズハート(小説)を引っぱり出してあげたら、このところ夢中で読んでいます。
4歳児は「LaQ」というブロックパズルが好きで、じっくり取り組んでいます。あとは日々、思いつく限りの人に手紙を書いて出したり、ダンボールハウスを作ったり、シャボン玉したり、お風呂で遊んだり。わたしはそれを見ながら、料理して撮影して。
<11:30>
昼ごはんの支度が遅くなりそうだったので、午前のおやつには、ひさしぶりにスーパーで見つけたコレを出しました。懐かしい!
若干焦げたけど、おいしくできた!
<13:00>
お腹すいたーと言われるまで粘り、冷凍庫に眠っていたあぶらげで稲荷寿司づくり。お稲荷さん用のあぶらげはたくさん煮て冷凍しておくと、自然解凍でいつでも使えて便利。酢飯でちいさなおにぎりをつくっておいて、あとは子どもたちにお任せ。
破けちゃったのもあるけど、味はおいしいから大丈夫。子どもたちは庭に出てピクニックのように食べていました。わたしはつまみながら料理したり撮影したり。
<14:00>
家遊びに飽きてきた子どもたちと、疲れてきたわたしで近所を散歩。このところよく近所を散歩するようになったのだけど、これが意外と新鮮。細い路地に入っていくと「こんなおもしろい形の家がある」とか「こんなところに甘夏がなっている」とか発見がいっぱい。ぶらぶらと小1時間の散歩をして、草花を摘んできました。
<15:00>
帰ってきたら、注文していたたこ焼き器が届いていました! 試しにホットケーキミックスでベビーカステラを作っておやつに。
そのあと子どもたちは、散歩途中に見つけた草花で押し花づくりをしはじめていました。わたしはそれを横目に原稿を書いています。実は12歳に「ねえ、勉強は?」って言いたい気持ちもありながら、ふたりで遊んでいるのが楽しそうで(わたしが楽で)なかなか言い出せない……。
<16:30>
「1日1回くらいは何か勉強しようよ」とさすがに言い(笑)、12歳は漢字練習を。そうなると4歳児がわたしのところへ来るので仕事は切り上げ、ふたりで夕ごはんの支度をはじめました。かぼちゃを煮て、蓮根は金平に。
<18:30>
夕ごはんのメインはたこ焼き! ただ、実はたこ焼きを自分で焼いたことがなかったわたし……。どうしたらいいのかさっぱりわからず、1回目は半球のたこ焼きばっかりになってしまった。写真は3回目に焼いたもの。実は焼き方を検索しまして、ちょっとはマシな形に。子どもたちは「食べ過ぎたのにまだ食べたい〜!」と言っていっぱい食べてました。たこ焼き器、おすすめ!
このところ餃子づくりやピザづくり、焼肉とか鉄板焼きとか、子どもたちも料理を楽しめるメニューが多くなってきたなあ。
<20:00>
たこ焼きを焼いたりおしゃべりしたりしていたら、すっかりこんな時間。普段は20時就寝なのだけど、このところ気が緩みっぱなしで、ここからお風呂へ。
<21:00>
ようやくベッドへ。今日の読み聞かせに4歳児が持ってきたのは『ゼラルダと人喰い鬼』、12歳は『おちゃめなふたご』シリーズの途中。30分ほど読んだら子どもたちは就寝。やっとわたしの自由時間です。と言っても、まだ原稿が終わっていないので仕事します。
<23:30>
やっと諸々の仕事が終わり。ここで寝ればいいものの、朝遅くてもいっかという安心感で、このところ夜中まで海外ドラマに夢中に。そして毎度2時ごろになってしまい、ぎゃー! 寝なきゃ! と慌てて寝ます。
……なんだか夏休みみたいな日々。
仕事が減ってしまったり命の危険を感じたりという不安もあるけれど、毎日慌ただしくて子どもたちとゆっくり会話したり散歩したりすることが少なくなっていたから、これはこれで大切にしたい時間になっているかも。
早く元の生活に戻れるように祈りながら、今できることをしながら、家族の時間を満喫したいなと思っています。
フード/ライター。4歳と12歳の母。出版社で勤務したのち、フリーライターに。雑誌やweb、パンフレットや食品パッケージなどの調理と執筆の仕事をしている。ときおりオウチゴハンヤとして、お弁当のケータリングや出張料理を行う。野菜を中心にした、飾らない普段のごはんが好き。
Instagram @yoshikawaayumi
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こんな時期だからこそ、快適で豊かな毎日を 特集 おこもり時間を楽しく過ごすアイディア【リンク集】
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