「楽観NISHIAZABU GOLD☆特製琥珀」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第三十二回】

みなさまこんにちは♪ (・∀・)
いつも御覧いただいてありがとうございます!

先日、私用で六本木に行ってきました。あ、
いけないいけない。芸能人らしく言い直します、
ギロッポンに行ってきました!

用事も終わり、お腹も減った。
芸能人ではありますが滅多に来れないギロッポン。(神奈川県民)
せっかくならおいしいものが食べたい! と食べログをチェック!
すみません、芸能人ぶってみましたがフツーの人です。
「3.47」と驚異の数字の高さを誇るラーメン屋さんがあるんだって!
「隠れ家のようなお店」ですって。まったく土地勘ないんだけれど大丈夫かな?
地図を頼りに行ってみた!
・・けれどない。隠れるのが上手すぎる。
同じく、隠れ家のよーなナポリタン専門店なら発見。
ナポリタン専門店・・それはそれで惹かれる。お腹も減ってる。
もうここにしてしまおうかと思いかけたそのとき、通りの向こうから男性の団体が
ぞろぞろっとまとめて突然現れた。
はっ、もしや! とそちらの方向に行って角を曲がったら
ありました、見つけました! おうちのような佇まいの一角に、「楽観」!

看板が出てなければ発見は困難!
お店の前まで行ってみると・・

まず食券を買って、ここから並んで、とのこと。
「8席のみ」という店内の様子はどんな感じだろー?
食券を買い求めに行きがてら、覗いてみたら
お寿司屋さんのような横並びのカウンターオンリー。
しかも、お客は私ひとりでした。あ、もしかしてあの団体が出た直後?
思いがけずの貸切状態。てことは発券したら着席していいのね!
メニューは

琥珀とパール。と
そのそれぞれの「特製」が
どうもメインメニューっぽい。潔い!

「特製」と「普通」の違いには説明が。

なるほどナー!
味玉・・つけたい。
せっかくだから特製にしよう!
ギロッポンだし! (都会の魔法)

あとは味の二択だ。どっちにしよう?

やだ、おすすめシールが貼ってあるっ
迷った時はこのあと押しが効く。
「琥珀」の特製でお願いします!

対応してくれたのはクールなお兄さん。
着席しキョロキョロとあたりを見回す私に
カウンター越しで黙々と淡々と作業をこなす。
人気店の余裕と自信を感じる!

チャーシューを炙りだしたわ!
クールなお兄さんがお肉を熱してるー!
「写真撮ってもいいですか!」お願いしたら
「手元だけならいいですよ」ヤッター!

見て! こんな状況。バーナーでバーーッと!
炙られる肉に燃える私。お兄さんにも
「めちゃ撮りますね」と笑ってもらえた。
奇しくもお客は私だけ。自由を手に入れ
着丼したラーメンの撮影にも余念がなく
写真に写りこむものをどかして撮影していたら
「ティッシュまでどけちゃって笑」とお兄さん。あ、

バレてました? 

このあと、次々とお客さんがやってきて
店内はあっというまに満席に!
お昼も13時をまわっているのに。
つかの間の、奇跡の貸切だった様子。
私はタイミングがよかったんだなー!

まずは「特製琥珀」のスープ。

なんて透明感の高い醤油! 今まで
見たことも飲んだこともありません。
すっきりとしていてコクがあって、
あっさりしていて深みがあって
それでいて、沁みて!!
「おいしいー!」思わず何度もクチからもれた。
ラーメンは、奥の厨房でひとり、カウンターでひとりと
主におふたりの若い男性が作ってくれているものだった。
私があまりにも「おいしい」を連呼するので
おふたりからの照れが空気感染してきた。笑

麺はコシのあるストレート麺♪
麺にしっかりスープがシミシミ、
まっすぐスープを運んでくれる!

刻み玉ねぎといただくと

めーっちゃマイウ!

炙りチャーシューは肉らしさがますます増され
結果、ウツワの最後はこーなった☆

ラスト。迷いますよね。

かろうじて味玉♪

そしてこのスープ!
飲み干したい。いや
飲み干さないといけない。いや
飲み干したりしちゃいけない。
飲みたい、と女優とがせめぎ合い

その、間をとったカタチで。笑

食べ終わった頃、たまたままたお客さんがまばらに。
領収書は奥でラーメンを作ってくれていた方が書いてくれました。
「おいしかったです!」と伝えたら、それまで私がひとりでずっと
「おいしい」を連呼していたのもあり、おそらく照れも爆発して
もうひとりの方に「おーいハンコないよ、お前ハンコ食べただろー!」
なんて言っていた。ちょっした小学生男子のようでした。
ウソです、
こだわりを持った、
純粋な男の子が作ってくれたような
まっすぐなラーメンでした。

ごちそうさまでした!