小6ママのゆる育児 ペットのいる生活
みなさん、こんにちは。毎日頑張るママたちの応援団長、東です。今日のテーマは「ペットのいる生活」。うちにはペットはいません。今日は、ペットとともに暮らすママたちから聞いた、ペットが子どもに与えるいい影響について、考えてみたいと思います。
東 亜衣子 ひがし あいこ
ライター・精神保健福祉士。小6男児の母。料理好きでフード関連の記事が得意。また、子育てに悩んだ経験と福祉に長くかかわる経験から、悩める子育て中のママの駆け込み寺となり、多くの相談を受ける。子育てと料理の両面から、悩めるママたちの役に立ちたいと日々奮闘中!
妹「世衣子」の話(7歳女の子ママ)
ペット:はなまる トイプードル2歳
東 「はなまるが来て、一番良かったことって何?」
世衣子「兄弟ができたことかな。娘が泣いていると、はなまるが同じように泣いたり、はなまるが喜んでいると、同じように娘も喜ぶ。そういうところを見ていると、あぁ兄弟ができたみたい! はなまるが来てよかったなぁ!って思うよ」
東 「お世話はしてる?」
世衣子「最近は、はなまるにごはんあげてって言うと、えー? 今これしてるから……とか言うのね。そういうときは、じゃあママも今テレビ見たいから、ごはんつくらないよ!って言うの。それで急いでやってる。家に迎えるってことは、そういうことだよって常に言ってるよ」
東 「厳しいね、相変わらず」
世衣子「でも、自分が欲しいって言って飼ったんだから、中途半端なのは一番ダメだって思ってる。かわいがるだけじゃダメって。責任があるんだってことをわかっておかないとね」
子どもが責任を持ってお世話できるように、ママも協力しているようです。はなまるが足の手術をすることになった時、姪っ子はかわいそうだと泣いていました。私は幼稚園の姪っ子が、だれかのことをかわいそうだと思って泣けることにとても感心したことを思い出しました。
ママ友「ヨーコ」の話(12歳男の子&10歳女の子ママ)
ペット:さくら チワワ1歳
東 「さくらが来て、子どもたちが変わったことある?」
ヨーコ「そうそう、自分のことを何にもしない息子が水を入れ替えてくれたりして、びっくりしてるねん。優しいやん!って」
東 「水入れ替えるくらいするやろ!」
ヨーコ「ちゃうねん、そんなこと気付くタイプちゃうやん!」
東 「そうか、そうかも。他には?」
ヨーコ「妹のことは無視やのに、さくらとは一緒に寝るねん! さくらもめっちゃ息子になついてるし」
ヨーコが「あんたさくらのことだけはちゃんとしてくれるなぁ」と言うと、「当たり前やん! 俺がせな死んでしまうやん!」と息子は答えたそうです。自分より弱い者のお世話する、そんな当たり前のことをさくらから教えてもらっていると話してくれました。
子どもがペットから学ぶこと
ふたりから話を聞いて、子どもがペットから学ぶことは、私たち母親が子育てから学ぶことと、とても似ていると思いました。
・弱い者の面倒をみること
・責任とは何かを知ること
・言葉を持たない者がどうしてほしいと思っているのか想像すること
・自分以外の誰かに愛情をそそぐこと
言葉を話さない赤ちゃんを育てるときに、母親が当たり前にやることを、子どもはペットから学びます。これらは社会に出てからもとても役立つことですよね。ペットから学ぶこと、それは「社会性」なのかもしれません。
私がペットを飼わない理由
私は幼少期飼っていた犬をフィラリアで亡くしました。これは、飼い主の責任です。とてもかわいかったのに、自分を優先させ、お世話を妹に押しつけ、寿命まで生きさせてやれなかった過去があります。このとき、それが償いになるわけもないけれど、ペットは飼わないと心に決めたのです。
でも、今ペットを大切に飼っているふたりから話を聞いて思うことがあります。私は命の大切さをペットから学んだんだということ。子どものためになるからという理由だけで、ペットを飼うことは、私は反対です。最後まで責任を持って、飼ってほしい。私のような思いを誰にもして欲しくないと思っています。