「おやじの会」で地域のパパママと交流

武田　僕、子どもの小学校で「おやじの会」の会長だったんですよ。学校で皆既日食を観るイベントをしたり、バスを借りて田植えや稲刈りに行ったり。
子どもがいなければ、そんなこと絶対やらないですよね。
朝の15分ぐらいですけど、保護者が交替で読み聞かせもしていて。それで学校に行くと、やっぱり先生とも仲よくなるし学校の様子もわかるし、すごくよかったですね。
他にもPTAのバドミントン部で、ママたちと一緒にバドミントンをやって、区の大会に出て。

だいすけ　出たんですか!?

武田　出たんです。３位になったんですよ。それで朝礼で子どもたちの前で表彰されました（笑）。

だいすけ　じゃあ子育て中は、そういうことにも参加したり、いろんなところに顔を出して楽しまれていたんですね。

武田　そうですね。それに子育ての悩みって、仕事とかに関係なくみんな同じですからね。
子どものサッカーチームのパパ同士で、「最近どうしてますか」「ちょっと怪我しちゃってねえ、なかなかうまくいってないんですよ」「心配ですよねえ」みたいな話もしていましたし。
僕にとっては、それが気分転換になったり、また違う視点や価値観が得られたりして。　　　　　　　会社で昇進していくみたいなことだけでなく、地域の中で友人ができるとか、いろんなボランティアをやってみるとか、そういうことによっても喜びを得て生きていけるんですよね。
子育てを通じて、自分の生き方も多角的に見ることができたと思うんです。

子育ては、毎日が初めての連続

だいすけ　僕も歌のお兄さんを卒業して外の世界に出たときに、現場ごとにやり方が全然違うので、よく収録後は「ああ～、終わった～」みたいな感じで、放心状態だったんですけど。
子育てっていうのも、やっぱりそうだと思うんですね。毎日、知らないことの連続で。

武田　いやぁ、確かにそう！　やっぱり子育てってみんな、毎日初めてやることなんですよ。
６歳の子の子育てはそのとき初めてだし、12歳になれば、その年の子を育てるのだって初めてだし。一人目でも二人目でも、それぞれ個性が違うから。
うちは上の息子がもう27歳ですけど、じゃあ心配がなくなったかっていうと、全然そんなことないんですよ。例えば就職活動のときも、「エントリーシート、添削してやろうか？」なんて干渉してみたり（笑）。本人は絶対に見せなかったですけどね。今思えば、見せなかったのは立派だったなと。最近も、「結婚いつするんだろう？」とかね。すごい気になりますね。

だいすけ　親の心配に終わりはないわけですね（笑）。

武田　そうですね。結婚したら今度はね、「孫はどうなるんだ」とか。歳をとってきたら、「健康面は大丈夫かな」って気になると思うんですね。だから本当に、親として子どもが気にかかることに終わりはないですね。

だいすけ　でも今日こうして武田さんから、子育てを振り返ってこうだったな、楽しいことも、うまくいかなかったこともあったなぁっていろいろ聞かせてもらっていたら、いろんな世代のパパたちが集まって「パパシュギョー！」じゃない回、「シュギョー（修行）」ではなく「パパお疲れさま会」みたいな回も、どこかでやりたいなって思っちゃいました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日はありがとうございました。

プロフィール

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前回のゲスト・「ヨンデミー」創業者の笹沼颯太さんとの対談は、こちらから。
また、kodomoe10月号では、「育児と仕事の両立って難しい？　先輩パパ、教えてください！」というテーマで、だいすけお兄さんと武田さんとの対談を掲載しています。

これまでの「だいすけお兄さんのパパシュギョー!」一覧を見る。

インタビュー／原 陽子　撮影／大森忠明　スタイリング／吉岡ちさと　ヘアメイク／安藤千浪

だいすけさん衣装／シャツ19250 円、ベスト15180 円（Gymphlex）、ペインターパンツ23100 円（ORCIVAL）／ Bshop　靴／スタイリスト私物
武田さん衣装／Tシャツ19250 円（handvaer k）、ジャケット29700 円、パンツ29700 円（VETRA）／ Bshop　靴／スタイリスト私物