『ドーナツペンタくん』のキャラクターたちがベビー版に！『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』発売♪

林木林さんのリズミカルなぱ行の言葉に柴田ケイコさんが、カラフルポップな絵を描いたファーストブック『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』が発売しました。本誌に掲載の柴田ケイコさんの貴重なインタビューをご紹介します。

ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん

『ぱ・ぴ・ぷ ペンタくん』
柴田ケイコ／作　林木林／文
白泉社　990円
『パンどろぼう』で大人気の絵本作家・柴田ケイコさんのヒット作『ドーナツペンタくん』が乳幼児向け絵本に！　ペンタくんが、赤ちゃんが大好きな音「ぱぴぷぺぽ」を、仲間たちと一緒に楽しく紹介します。

柴田ケイコさん
インタビュー

「ふたりの息子の子育てが
赤ちゃん絵本との出会い」

――ペンタくんがファーストブックになりました！　付録絵本には、多くの声が届きました。

ありがたいですよね。言葉の響きも気持ちいいんですよね。ぱぴぷぺぽでこんなに楽しい言葉をくださった林さんにも、すごく感謝しています。

――まだしゃべれない子がたくさん楽しんでくれていますね。

嬉しいです。この絵本は『ドーナツペンタくん』の登場人物が赤ちゃんになったという設定ですが、形や色がわかりやすい動物を選んで、パキッとカラフルな、赤ちゃんの目にもわかりやすい色合いを意識しました。

――今まで触れてきた赤ちゃん絵本について聞かせてください。

しっかり触れたのは息子の子育て中でした。今もですが100％ORANGEさんがすごく好きだったので、中川ひろたかさんとのファーストブックシリーズ（ブロンズ新社）を全部買ったんです。6冊を本当にボロボロになるまで読みました。中でも子どもたちが好きだったのは『くつしたくん』と『おうちなのね』。あとは『がたん ごとん がたん ごとん』（安西水丸／作　福音館書店）ですね。男の子だったので、電車系が好きでしたね。
しかけ絵本の『ごあいさつあそび』（きむらゆういち／作　偕成社）や、穴を触るのも楽しい『はらぺこあおむし』（エリック・カール／作　偕成社）みたいに、めくったり、触ったりするものも好きでしたね。

――産後から、毎晩の読み聞かせが習慣だったとか。

母乳マッサージの先生から、新生児は耳は聞こえているので本を読んであげると寝付きがいいよって聞いて。少し大きくなったら、布団の中だと私が眠くなってしまうので、歯磨きも終わって後は寝るだけというとき、リビングで読み聞かせしていました。これが終わったら寝るというのが習慣化されたので、寝かしつけに苦労した記憶があんまりないんですよね。もっと大きくなると、聞いてあげてもいいよって感じでしたけど（笑）。慌ただしい毎日の中で、ホッと一息つける時間でもありました。

――今、息子さんたちは？

大学生と高校生で、一人は本や漫画が好き、一人は絵を描くのが好きになりました。もしかして、クリエイティブな感覚は、養われたのかも知れませんね。

編集協力／山縣彩