2024年11月9日

12月号付録 『おにぎり ぱく!』はらぺこめがねさんにインタビュー!【コドモエ絵本作家インタビュー】

kodomoe2024年12号の付録絵本「おにぎり ぱく!」を描いたのは、食べ物絵本の名手ユニット・はらぺこめがね。お米一粒一粒にこめた思い、そしてコドモエのえほん『ごはん山』の思い出も話してくれました。本誌の貴重なインタビューをkodomoe webでもご紹介します。

おにぎり ぱく!

おにぎりをにぎる準備をしてから読んでみてください……はらぺこめがね

12月号付録 『おにぎり ぱく!』はらぺこめがねさんにインタビュー!【コドモエ絵本作家インタビュー】の画像1

自分たちの食欲を糧に
食べ物を描いています

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ページをめくり、おにぎりを「ぱく!」っとするとおいしそうな具が登場!

――おにぎりが主役の絵本です。

原田しんや(以下、しんや) おにぎりの楽しさといえば、かじるまで中に何が入ってるかわからないドキドキワクワク感。それを絵本でも味わってもらえるように、幼少の頃の記憶を思い出して作りました。

――ずばり、おふたりの好きなおにぎりの具は?

しんや すっぱい梅干し。

関かおり(以下、かおり) 私はあまい梅干しが好き。梅干しはこの絵本でも印象的なシーンになっています。

――おふたりにとって「思い出のおにぎり」はありますか?

しんや 娘に初めてにぎってもらったおにぎりは、優しい気持ちが伝わって、本当にうまかった。

かおり この絵本を読んだ子も、おにぎりづくりに挑戦してもらえたら!

――kodomoeでの前作『ごはん山』もお米が題材の絵本です。

しんや 『ごはん山』はタイトルの通り、ごはんを山に見立てています。家族が妄想してごはんにまつわる俳句を詠む。それもあって、絵もデザインも和の雰囲気です。

かおり 今回の「おにぎり ぱく!」は、いたって単純な構成で、ページをめくる楽しみと驚きを重視しました。いい意味で読者を裏切りたいなと思い、描いた作品です。

――お米を描くときにこだわっている点は?

しんや 白い食べもの、特に白ごはんをおいしそうに描くのは、食べ物の中でもかなり難しいです。昔はお米一粒一粒を捉えて描こうとしてたけど、最近は塊として捉えて描いています。このほうが「ごはん感」が出る気がしています。あとは、とにかく自分たちの食欲を糧に描くことが秘訣です。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。

しんや・かおり 読む前にごはんを炊いておいてね! 読んだあとすぐおにぎりがにぎれるように!(おなかがすいちゃうからね!)

おにぎりは、描く前ににぎってみます!

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にぎるのは関さんの担当。こちらはでっかいおにぎり。

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こぼれそうなくらいたっぷり描いた具が一番のポイント。

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最後のおにぎりには驚きの展開が! はらぺこめがねのふたりも食べてみたいそう。

発売中!! 山盛りごはんを冒険だ!

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『ごはん山』
はらぺこめがね/作 1320円

こんもりと盛った炊きたてのごはんは、なんだか「お山」みたい? 「ねばねば山」「さんかく山みゃく」「すしがたけ」「どんぶり山」……いろんな“ごはん山”に、一緒に登ってみよう!

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『ごはん山』は和のイメージが強い作品。浮世絵を意識して、和紙を使っています。

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はらぺこめがね
原田しんや・関かおりからなる夫婦ユニット。絵本に『かける』(佼成出版社)『にくのくに』(教育画劇)など。初のイラストエッセイ集『明けても暮れても食べて食べて』(筑摩書房)も発売中。6歳女の子のパパママ。

(kodomoe2024年12月号掲載)

『おにぎり ぱく!』が付録のkodomoe12月号、好評発売中!

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