小6ママのゆる育児 子ども同士のトラブルどうすればいい?
みなさん、こんにちは。大人になると1年があっという間に過ぎてしまい焦るばかりの東です。息子は春になったら中学生。私の顔を見ると、「腹減った~」としか言わなくなり、「抱っこ~」と言っていた頃に何であんなにうるさいと思っていたんだろうと後悔する日々です。そして、今は「腹減った~」にうるさいと思っています(笑)。これも20歳になったら、なんでうるさいと思っていたんだろうと思うようになるのかな……。
今日のテーマは「子ども同士のトラブル」。ありますよ、あります。いっぱいあります。ひとりっ子で、ぼーっとした息子にもあるんだから、だいたいの子にあるものなんだと思います。思い返すと間違った対応だったなということもあり、今ではこれがおすすめの解決法といえるものも出来上がってきました。それを皆さんにお伝えできればと思います。
東 亜衣子 ひがし あいこ
ライター・精神保健福祉士。小6男児の母。料理好きでフード関連の記事が得意。また、子育てに悩んだ経験と福祉に長くかかわる経験から、悩める子育て中のママの駆け込み寺となり、多くの相談を受ける。子育てと料理の両面から、悩めるママたちの役に立ちたいと日々奮闘中!
子どものトラブルに親が介入するとき
1、学校が親の介入を望んでいる
2、暴力や物損があった
3、相手の親が介入している
私は、この3つのことがない場合は、介入しないと決めています。親が介入することで、子どもは自分のことではなくなってしまったように感じてしまうことを実感したからです。ママ友から相談があっても、この3つ以外では介入することをすすめません。そこで、私のやることは子どもの話はしっかり聞くことです。私は紙とペンを持ってきて、話を聞き取るようにしています。ママ友から相談があったときには、出向いてそこのお子さんの話を一緒に聞くこともあります。そしてこれからどうしたいか、子どもに尋ねることにしています。例えば、
1、友達の消しゴムを盗ってしまった
2、消しゴムを盗ったことがママにバレてしまった
ということがあったとします。ママは新しい消しゴムを買って、家に謝りに行くべきかと悩んでいます。私は、紙に事実を書き出し、子どもがどうしたいかを聞きます。
「盗むつもりはなかった。消しゴムを返して、謝りたい。」
と言いました。それなら正直に言って、謝ってみようと子どもを励まします。子どもは「向こうは気づいてないかもしれない、もしかしたらこのまま終わるかもしれない」と思っていた心を奮い立たせて、謝ることを応援するのです。自分でどうすればいいかわからないと言ってきたときには、方法を2、3提案することもあります。子どもは子ども同士で解決する力を持っています。親の介入はそのチャンスをつぶしかねません。親のできることは介入して解決することではなく、解決できるように応援することではないかと思っています。
相手の親が介入してきた
これは一番やっかいなケースですよね。大したことではないとこちらが思っていても、怒鳴り込んでくる親もいます。これもとにかく冷静に事実の確認をすることです。丁寧に相手の話を聞いてください。相手は怒っているので最初は感情的ですが、こちらが冷静に対応すれば、ずっと怒り続けることはできません。相手に責められるとついついわが子をかばってしまいそうになりますが、それは水掛け論になってしまい意味がありません。内容を把握しきれないときには、話し合いの場を改めて設けてもらうのがいいと思います。
「子どもからもしっかり話を聞きたいので、また改めてお話をさせてもらえませんか?」
とお願いしましょう。そして、解決した後には、子どもの前でその話を蒸し返さないようにしましょうね。腹が立つことも、納得できないこともあるのですが、「もう終わったこと」とママも思うことが、子ども同士のこれからの友達関係にとって大切です。
子ども同士のトラブルは、小さなことでもママにとっては気が気じゃありません。私はこの解決法を決めてからは息子が大事なカードを盗まれても、無視されたと帰ってきてもグッと我慢して、見守るように心がけています。そして、これが息子の成長につながると信じています。