
「夫が過干渉です。小さな事にも注意するのでこちらが辛くなってしまう」境界線についての質問に専門家が答えます!【最新号からちょっと見せ】
ちゃんとした子に育ってほしい、いろいろな経験をさせてあげたいetc. 親心からつい子どもの気持ちをスルーしていませんか? kodomoe8月号では、自分のことも、周りのことも、大事にできる人になるために。親子で意識したい「境界線」の考え方を紹介しています。
ウェブではその中から一部をご紹介。kodomoeママパパからの「境界線」についての疑問・質問にメンタルケア・コンサルタントで公認心理師の大美賀直子さんがアンサー。
教えて大美賀さん!
線引きQ & A
kodomoeママパパからの「境界線」についての疑問・質問に大美賀さんがアンサー。
Q. 夫が過干渉です。小さな事にも注意するのでこちらが辛くなってしまう。
そのことを伝えると、逆ギレされて辛くなります。(ままクロミツさん/6歳女の子ママ)
A. 「一緒に気持ちを聞いてみよう」と誘ってみるといいかも

夫の気持ちも大事にしてあげたいですね。
「まずは『娘のことがかわいいから、心配なんだね』と夫の気持ちを受け止め、共感を示しましょう。6歳なら『人として成長したい』という欲求も出てきていると思うので、それを夫に伝えて『(娘が)どうしたいのか一緒に聞いてみよう』と促してみると、聞く耳を持ったり、少し待ってみることができるようになるかもしれません」
Q. 子どものスマホ利用で、定期的にLINEなどをチェックするのも過干渉になる?(あーやんさん/11歳&9歳&1歳女の子ママ)
A. 会話のチェックは親でもNG。心配なら最初にルールを決めて。
「会話のやり取りをチェックするのは親であってもマナー違反。言葉遣いが荒れてきたなど、子どもに変化があったら『なにかあった?』と聞くなどして、LINEを見るのは最終手段に。とは言え心配もあるでしょうから、使い始める前に『あなたの様子が心配なときはチェックしてもていい?』と確認しておくといいでしょう」
教えてくれたのは
大美賀直子さん
おおみかなおこ/メンタルケア・コンサルタント。公認心理師、精神保健福祉士。個人のカウンセリングのほか、産業カウンセラーとして人間関係、家族関係、生き方などの相談に乗る。
イラスト/meppelstatt(kodomoe2025年8月号掲載)