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「いい子過ぎて、いつか爆発するときが来るのでは!?」HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みにHSCママカウンセラーがこたえます!
周りの人の気持ちやささいな刺激にとても敏感で、「気が付き過ぎる」ゆえに疲れやすかったり不安になったり……。わが子の繊細さや敏感さが心配なママパパ、そんなわが子を理解し、伸び伸び育てるポイントを一緒に学んでいきましょう。今回は「繊細、大げさ、気が付き過ぎる『ひといちばい敏感な子』の育て方」を特集。
周囲の無理解や、見通しが立たないことの不安etc. HSCを育てるkodomoeママパパのお悩みに、同じくHSCママであるカウンセラーが、考え方や現実的な対処法をアドバイス!
HSCとは
Highly Sensitive Childの略。感覚がとても敏感で、思慮深い性質を持つ子どものことで、1996年にアメリカの心理学者エイレン・アーロン博士が提唱した概念です。
「いい子過ぎて、いつか爆発
するときが来るのでは!?」
HSCを育てるkodomoeママパパのお悩み
幼稚園で、先生の顔色をうかがい先を見越した動きをしようとする。本人は無意識のようだが、いつも緊張状態にあると思う。先生方は息子を「とってもいい子」として重宝し、他の子のお手本としがちだが、いつか疲れて爆発してしまうのではないかとヒヤヒヤ。(おばけちゃん/3歳男の子ママ)
Answer
気持ちを受け止めつつママの思いも伝えて
「いい子でい続けるストレスが家で出た場合などは、まずは受け止めてあげること。『本当はイヤだった』など、本心を出せるようにしてあげることが大切。それには、ママが日ごろから自分の気持ちを表に出すことが効果的です。ママが気持ちを出すことで、子どもも『それでいいんだ』と思え、徐々に自分の気持ちを先生に言えるようになることも」
教えてくれたのは
高野あゆみさん
たかのあゆみ/心理カウンセラー。2018年に「HSC子育てサロン」を立ち上げ、HSCに関する情報発信、個別相談、HSCママのオンラインお茶会などを通して、HSCが育ちやすい社会を目指す。
イラスト/入江めぐみ(kodomoe2022年2月号掲載)
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