おうち&公園で運動神経アップ! タイムトライアル「運動遊びサーキット」
公園やおうちの中で簡単にできる「運動遊びサーキット」をご紹介。バランスよくたくさんの動きを取り入れて、違う遊びを順番に行っていく運動遊びサーキット。時間や回数をはかるタイムトライアル形式にすれば、ゲーム感覚で楽しめるので子どものやる気もアップすること間違いなし! ぜひお試しください♪
家の中
せまいおうちの中でも、工夫しだいで「投げる」「踏ん張る」「回転する」などの全身運動が可能! 危険なものがない安全な場所で行いましょう。(1.ボール入れ→2.クッション渡り→3.布団くぐり&でんぐり返し)
1.ボール入れ
ゴミ箱や段ボールなどの入れ物にさまざまなサイズのボールを投げ入れます。ボールは紙や新聞紙を丸めたものでもOK。左右の手で交互に投げるなど、バリエーションを増やして。
【柔軟性】肩関節 【筋力】上半身
2.クッション渡り
複数のクッション(座布団)を離して置き、その上を、落ちないように渡ります。クッションのように不安定な面の上に乗るだけで、踏ん張ろうとして足裏の感覚が養われます。
【柔軟性】股関節、足首 【筋力】下半身、体幹部
3.布団くぐり&でんぐり返し
掛け布団の下をはうように前進し、向こう側に出たら、布団の上をでんぐり返しで戻ってきます。はう動作は、重力の負荷がかからない全身運動なので、体力に自信がない子にも◎
【柔軟性】胸椎 【筋力】上半身、下半身、体幹部
公園
公園の遊具は、効率よく体を動かすのに最適。鉄棒を利用するだけでも、「ぶら下がる」「ボールを蹴り上げる」など、動作のバリエーションは色々。(1.鉄棒渡り→2.パントでフィールドゴール→3.けんけんぱ)
1.鉄棒渡り
鉄棒にぶら下がり、地面に足がつかないように注意しながら、横方向に移動します。腕の筋力が足りない場合は、親が補助するか、ぶら下がったまま10数秒間キープでもOK。
【筋力】上半身、体幹部
2.パントでフィールドゴール
子どもの身長と同じぐらいの鉄棒を使い、パント(両手から落としたボールを蹴る)で、ボールが鉄棒を越えて反対側に行ったらクリア。上手にできたら、反対の足でもやってみて。
【柔軟性】股関節、足首 【筋力】下半身、体幹部
3.けんけんぱ
地面に円を描いてコースを作ります。片足で「けんけん」、両足で「ぱ」。円がひとつのところには、円の中に「みぎ」や「ひだり」と書いて、着地の足に変化を持たせるのもアリ。
【柔軟性】股関節、足首 【筋力】下半身、体幹部
家でも外でもカンタンにできる親子の運動遊び。柔軟性と筋力をしっかりと鍛えてくださいね!(危険物がないかなど、充分気を付けて行ってください。)
教えてくれたのは
遠山健太さん
とおやまけんた/リトルアスリートクラブ(little-athlete.com)代表。
ワシントン州立大学教育学部初等教育学科卒。著書に『運動できる子、できない子は6歳までに決まる!』(PHP研究所)
イラスト/ぱんとたまねぎ 編集協力/田所佐月(kodomoe2019年10月掲載)※こちらの記事は2020年3月にウェブ公開したものを再編集したものです。