100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方
2025年4月17日

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方

便利なものや消耗品などさまざまなものがそろう100円ショップ。豊富なバリエーションで、かわいい柄の手ぬぐいがたくさん売っているのをご存知でしょうか? 新生活がスタートしたら使いたい、手縫いもOKの、「きんちゃく」の作り方をお伝えします。

※ここでは手縫いでの作り方をご紹介していますが、ミシンでも縫えます。

コップ入れからうわばき入れまで
基本の袋物「きんちゃく」の作り方をマスター

袋の大きさやマチの幅を変えれば、さまざまにアレンジできるきんちゃく。ヒモの色は手ぬぐいの色と合わせると自然ですが、思い切って反対色を使っても鮮やかでかわいい。

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像1

【材料】

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像2

・手ぬぐい(柄の方向はランダム、もしくは横)…1枚
・きんちゃくひも(中か中細)…50cm×2本
・手縫い糸、布用ボンド

【作り方】

1、手ぬぐいを縦50cm、横18cmにカット。きんちゃくの片側はフチの始末がしてある方を利用し、反対側の切りっぱなしのほうの端は、5mm裏側に折って布用ボンドで貼る。

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像3

2、カットした手ぬぐいを半分に折り、中表に合わせる。きんちゃくのひも通し部分の縫い代をたたみ、アイロンをかけておく。

3、手ぬぐいの下(きんちゃくの底部分)を4cm折り上げてアイロンをかける。これがマチになる。両脇を本返し縫いで開き止まりまで縫う。

4、両脇の縫い代を割ってアイロンをかけ、開き止まりの部分をコの字型になみ縫いする。

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像4

5、ひも通しの縫い代を折りたたみ、下のフチから2mmのところをなみ縫いする。

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像5

6、きんちゃくを表に返し、引き違いにひもを通してできあがり。

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像6

縫い方の基本

たてまつり縫い

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像7

布地をぴったり縫いつけるのに適した縫い方。布のフチギリギリに裏から針を刺し、すぐ隣の土台の布に表から裏に向けて針を刺します。表から糸が見えにくいのが特徴。

はしごまつり縫い

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像8

開き口を閉じる縫い方で、縫い目が表から見えないのが特徴。左右の布の輪になっている部分を、交互にすくうように縫って。ひと針ずつ糸を引いて閉じていくとキレイ。

まつり縫い

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像9

すその始末などに使う、表から縫い目が見えにくい縫い方。布の裏からフチぎりぎりのところに針を出し、5㎜~1㎝先にある土台の布の織糸を2本くらいすくいます。

本返し縫い

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像10

丈夫に縫いたい場所に使う縫い方。ふた針分先に布の裏から針を出し、ひと針分戻って表から裏へ刺します。これをくり返すと、表から見るとミシンの縫い目のように。

100円手ぬぐいのいいところ

★フチの始末がしてあるのでラク

手ぬぐいの周囲は折り込んで縫ってあるものが多いのが、100円手ぬぐいの特徴。そこを利用すれば、ロックミシンやジグザグ縫いでフチの始末をする手間が省けます。

100円ショップの手ぬぐいで作れます! アレンジOKの「きんちゃく」の作り方の画像11

★生地が薄くて手縫いしやすい

綿100%の薄い生地なので、ミシンを使わなくても手縫いでスイスイ縫えます。

★じゃぶじゃぶ洗えて乾きが速い

手ぬぐい生地なので、洗濯機で洗え、すぐに乾くのが特徴。汚れやすい子どもアイテムにピッタリ!

100円手ぬぐいを使う際の注意

★作る前にまず水通しをしておきましょう。縮み防止だけでなく、特有のごわつきやにおいも取れます。

★柄の方向に注意しましょう。アイテムによっては、柄の方向が違うとイメージ通りに作れないものがあります(例えばズボンなど)。

教えてくれた人
蔭山はるみさん
かげやまはるみ/ハンドメイド・クリエイター。紙、毛糸、木材などさまざまな材料から暮らしを彩るアイテムを制作。著書に『クラフト布で雑貨&こものづくり』(誠文堂新光社)『ダンボール織り機で、手織りざぶとん』(誠文堂新光社)など。

アイテム考案・制作/蔭山はるみ 撮影/岡森大輔 作り方イラスト/坂井きよみ ヘアメイク/梅沢優子 モデル/野村レイラちゃん、宮結人くん(kodomoe2016年4月号掲載)※こちらの記事は2020年4月に公開したものを再編集しています。

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ