手縫いでOK! 100均の手ぬぐいで作れる「ハーフパンツ」をご紹介
2025年4月25日

手縫いでOK! 100均の手ぬぐいで作れる「ハーフパンツ」をご紹介

便利なものや消耗品などさまざまなものがそろう100円ショップ。豊富なバリエーションで、かわいい柄の手ぬぐいがたくさん売っているのをご存知でしょうか? 新生活がスタートしたら使いたい、手縫いもOKの、ハーフパンツの作り方をお伝えします。

※ここでは手縫いでの作り方をご紹介していますが、ミシンでも縫えます。

普段着にもパジャマにも!
通気性のいい「半ズボン」

春先から湿気の多い夏まで、涼しく快適な着心地のハーフパンツ。すそ丈はそのままでも、好きな長さにロールアップしても。生地が薄いので、濃いめの色の手ぬぐいを選ぶと◎

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【材料】

※仕上がりは100㎝サイズ

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・手ぬぐい(柄の方向はランダム、もしくは縦)…1枚
・ウェストゴム(幅15mm)…44cm
・手縫い糸、布用ボンド

【作り方】

※このサイズで小さい場合は、縫い代を1.5cmに縮めるか、または布幅の広い手ぬぐいを使うなどしてください。

1、手ぬぐいの長さを2等分に切り、1枚に股上・股下部分の縫い代線を引いておく。

2、ゴム通し口の縫い代を折ってアイロンをかけておく。すそ丈も決め、すその仕上がり線にアイロンをかけておく。

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3、2枚を中表に合わせ、股上部分を本返し縫いで縫う。このとき片側の脇は上まで縫わず、縫い止まり線までに。

4、の縫い代を1cmの幅に切り、ほつれ防止のためにの縫い線のすぐ内側をなみ縫いで縫う。

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5、中表のまま、前後の股上を合わせてズボン型にたたみ直す。股下部分を本返し縫いで縫う。

6、ウェスト部分の縫い代をアイロン線の通りに折りたたみ、下のフチから3mmのところをぐるっと一周なみ縫いする。

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7、すその縫い代をアイロン線の通りに折りたたみ、たてまつり縫いで縫う。

8、ウェストにゴムを通し、端を合わせて縫い合わせたらできあがり。

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縫い方の基本

たてまつり縫い

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布地をぴったり縫いつけるのに適した縫い方。布のフチギリギリに裏から針を刺し、すぐ隣の土台の布に表から裏に向けて針を刺します。表から糸が見えにくいのが特徴。

はしごまつり縫い

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開き口を閉じる縫い方で、縫い目が表から見えないのが特徴。左右の布の輪になっている部分を、交互にすくうように縫って。ひと針ずつ糸を引いて閉じていくとキレイ。

まつり縫い

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すその始末などに使う、表から縫い目が見えにくい縫い方。布の裏からフチぎりぎりのところに針を出し、5㎜~1㎝先にある土台の布の織糸を2本くらいすくいます。

本返し縫い

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丈夫に縫いたい場所に使う縫い方。ふた針分先に布の裏から針を出し、ひと針分戻って表から裏へ刺します。これをくり返すと、表から見るとミシンの縫い目のように。

100円手ぬぐいのいいところ

★フチの始末がしてあるのでラク

手ぬぐいの周囲は折り込んで縫ってあるものが多いのが、100円手ぬぐいの特徴。そこを利用すれば、ロックミシンやジグザグ縫いでフチの始末をする手間が省けます。

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★生地が薄くて手縫いしやすい

綿100%の薄い生地なので、ミシンを使わなくても手縫いでスイスイ縫えます。

★じゃぶじゃぶ洗えて乾きが速い

手ぬぐい生地なので、洗濯機で洗え、すぐに乾くのが特徴。汚れやすい子どもアイテムにピッタリ!

100円手ぬぐいを使う際の注意

★作る前にまず水通しをしておきましょう。縮み防止だけでなく、特有のごわつきやにおいも取れます。

★柄の方向に注意しましょう。アイテムによっては、柄の方向が違うとイメージ通りに作れないものがあります(例えばズボンなど)。

教えてくれた人
蔭山はるみさん
かげやまはるみ/ハンドメイド・クリエイター。紙、毛糸、木材などさまざまな材料から暮らしを彩るアイテムを制作。著書に『クラフト布で雑貨&こものづくり』(誠文堂新光社)『ダンボール織り機で、手織りざぶとん』(誠文堂新光社)など。

アイテム考案・制作/蔭山はるみ 撮影/岡森大輔 作り方イラスト/坂井きよみ ヘアメイク/梅沢優子 モデル/野村レイラちゃん、宮結人くん(kodomoe2016年4月号掲載)※こちらの記事は2020年4月に公開したものを再編集しています。

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