かこさとしの世界展

日本を代表する絵本作家であるかこさとしさんは、
32歳の時に最初の絵本『だむのおじさんたち』(1959年/福音館書店)を
出版して以来、「だるまちゃん」シリーズ、
「からすのパンやさん」シリーズといった物語絵本から、
『かわ』、『地球』、『海』といった科学絵本、美術や
歴史の絵本にいたるまで多岐にわたる著作を生み、
現在でも子どもたちをはじめ多くの人々に親しまれています。

19歳で終戦を迎え、自らの生きる意味を見失っていたかこさんは、
児童演劇を通して子どもたちとふれあい、
これからを生きる子どもたちの役に立つことに希望を見出します。
こうした姿勢は、絵本制作の原動力になりました。

本展では、少年時代に描いた絵や、創作の礎となった
セツルメント(ボランティア福祉活動)時代の紙芝居、
これまで発表されることのなかった絵本の原画や下絵などの
貴重な作品と資料が一堂に会するとともに、
群馬県や館林にゆかりのあるモチーフを描いた作品も特別展示します。
長きにわたるその創作の軌跡を辿りながら、
どんな想いで子どもたちと向き合い、絵を描き、絵本を作ってきたのかをひもときます。

期間/2022年10月8日(土)~12月25日(日)
会場/群馬県立舘林美術館 群馬県館林市日向町2003 
時間/9:30~17:00
休み/月曜
料金/一般830円、高大生410円、中学生以下無料
http://www.gmat.pref.gunma.jp/ex/ex_next.html

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