子どもの自己肯定感アップにつながる魔法の言葉とは?
子どものためと思って日常的に使っている言葉が、実は子どものやる気や自信を失わせていたら? でもだいじょうぶ! 親子でポジティブになれる魔法の言葉への変換法を、伝授します! 今回は、自己肯定感アップにもつながる「受容の魔法」の言葉です。
受容の魔法
「〇〇ちゃんらしいね」
「どんなときでも、あなた自身のことを、ちゃんとわかっているよ」というメッセージになります。子どもの自己肯定感アップにつながる言葉です。
砂場で、自分から妹にスコップを
貸してあげられた!
「やさしいね。〇〇ちゃんらしいな」
「お姉ちゃん、えらいね」ではなく、その子自身の特性として伝えましょう。「らしい」には「今だけでなく、いつも〇〇ちゃんが優しいのを知っているよ」という意味が含まれます。親から受容されていることが伝わり、さらに優しい子になります。
たくさん使って口グセにしよう!
「魔法の言葉」基本ワード編
短くてシンプルなのに、ポジティブなパワーを秘めている。日常的に使いたい基本の言葉を紹介します。
使い方のポイント
軽く & 明るく言う
わざとらしく褒めても、子どもは見抜きます。日常的に使う言葉は、さりげなく簡潔に。
反応がなくても気にしない
魔法の言葉は、一方的な声かけになってもOK。プラスのメッセージは届いています。
調子に乗らせてOK
「いいね」が増えれば、嬉しくてもっとがんばれる子になります。どんどん調子に乗らせて。
教えてくれたのは
石田勝紀先生
いしだかつのり/教育デザインラボ代表理事。カフェスタイル勉強会「Mama Cafe」主宰。講演会やセミナーなどを通し、延べ5万人以上の子どもを指導。『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』(集英社)、『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか? 「自分の頭で考える子」になる10のマジックワード』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(石田勝紀・カワグチマサミ/著 KADOKAWA)など著書多数。
イラスト/ふるえるとり(kodomoe2023年4月号掲載)